アクセンチュア調査、次世代サプライチェーンを有する企業は23%高い収益性
次世代サプライチェーンを有する企業は、AIに多くの効果を期待
アクセンチュア(Accenture plc/ACN)は、調査レポート「次世代への一歩:サプライチェーンの変革(Next stop, next-gen)」を発表し、その中で次世代サプライチェーンを持つ企業が、そうでない企業に比べて23%高い収益性を実現していると述べた。
本調査によると2019年~2023年においてサプライチェーン成熟度の上位10%の企業はそれ以外の他社に比べ、利益率が23%、株主還元率は15%と、それぞれ高くなっている。
また、サプライチェーン全体で生成AIを含むAIを実装している企業は全体の9%(日本は15%)に過ぎないが、上記の成熟度上位企業では37%が活用していることも明らかになった。
同社は、この調査結果を通じて、次世代のサプライチェーンを構築するために、AIや生成AIを始めとする先進テクノロジーに積極的に投資することが重要であると主張している。これらのテクノロジーを活用することで、サプライチェーンの効率、敏捷性(アジリティ)、持続可能性、回復力(レジリエンス)を向上させ、進化させることが可能であると述べている。
なお、本調査は、2023年10月に1,148社3,000人以上のサプライチェーン関連企業の経営層を対象に行われ、対象国および産業は、15か国(日本、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、メキシコ、韓国、スペイン、スウェーデン、英国、米国)、10業種(航空宇宙および防衛、自動車、化学、消費財およびサービス、ハイテク、産業機器、ライフサイエンス、金属および鉱業、石油およびガスおよび公益事業)となっている。
(アクセンチュア ニュースリリース)