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Work Hard,Play Hard なコンサルのタイ旅行記|コンサル職業病シリーズ
プライベートの旅行でも仕事癖が抜けないコンサル職業病
私が幹事を勤めたタイ旅行で、コンサル職業病が発揮され、プライベートでも仕事さながらに本気を出してしまい、コンサル職種ではない友人達からその温度差にドン引きされながらも、最終的には幹事として感謝されたエピソードを旅行準備編、旅行先編の2ページに渡りお届けします。
目次
ゴールから逆算する目的思考の旅
コンサルタントは最終的なゴールや成果を重視します。それはプライベートの旅行においても同様です。まず始めに目的を明確にし、どのような体験や成果を得たいのかを明確にします。
この夏、私は友人たちとのタイ旅行で幹事を務めることになりました。そこで、リラックスしたい、観光地を巡りたい、現地のビジネス環境を視察したいなど、各参加者が旅で最も得たいテーマを吸い上げ、旅行計画を進める際の優先順位付けに役立てようとヒアリングを開始しました。
元々は同窓会の飲みの席で決まったタイ旅行。友人たちに明確な目的がある訳もなく、どうやら毎日お昼からお酒が飲めれば良いらしい。ということで、みんなの予算感だけ回収しました。
データドリブンな旅行計画
コンサルタントはデータや生情報に基づいた意思決定を好みます。
例えば今回の旅行では、複数の旅行情報サイトやSNSを横断してレビューをチェックしたり、公的な情報や書籍からデータを収集したりして、宿泊施設やレストランの評価を徹底的に分析しました。また、タイに詳しい知人からのヒアリングも行って、参加者や行程に適した判断を下していきました。
そのようにして、ホテルや飲食店の評価を嗜好別に数値化しTOP3をピックアップ。観光地やアクティビティもリスト化し、友人たちから「絶対行きたい、できれば行きたい、興味なし」の評価を回収して、計画を立てました。
効率重視のルート計画
旅行の日程やルートを効率的に組むことも、コンサルタントの得意分野です。どの日程でどのルートが最も効率的かを考え、無駄のないスケジュールを作成します。
例えば、バンコクからチェンマイ、プーケットへの移動ルートを検討し、時間やコストの面から最適な移動手段を選定します。今回は、バンコクからチェンマイは寝台列車、チェンマイからプーケットは飛行機をチョイスし、日本からネットでチケットを手配しておきました。
街中の移動手段においても事前に電車・バス・トゥクトゥク・タクシーなどの料金や利便性等の項目でリストアップしておき、現地ですぐに最適な手段を選択できるようにしておきます。悪天候やトラブルによるバックアッププランも準備万端にしておきたいところです。
もちろん旅行は、スポンテニアスな楽しみ方、つまりは、行き当たりばったりな時間や急遽やりたいことが出てくるものなので、現地に着いてから具体的な内容を決める時間も確保しておきます。
効率的なパッキング
パッキングにおいても、極力無駄を省きます。
必要なアイテムをリスト化し、持ち物の重複や無駄をなくします。なくて困っても現地調達できるものは持っていかず、持ち物を最小限に抑えることで、身軽な旅を実現します。
帰りのお土産スペースも考慮しておきたいところ。特に妻へのお土産は慎重に選ばなければ、今後の旅行の稟議に影響するので絶対に忘れてはいけません。女性におすすめのお土産を事前にネットでリサーチするだけでなく、タイに行ったことがある女性の同僚や友人への聞き込みも欠かしません。
ただ、どんなに考え抜いた一つのお土産よりも、各都市・観光地ごとに何かしら買うことで「旅中もいつも妻のことを忘れずにいたよ」という説得力が増します。小物でもいいのでこまめに購入することが個人的にはおすすめです。
旅行計画中にWikipediaサーフィンしがち
観光地やレストラン、現地の名物を調べているうちに、その観光地の歴史や人物、政治、宗教など、Wikipediaサーフィンをしてしまい気がついたら2時間経っていた・・・なんてことも。業務時間外のプライベート中の作業ゆえ、とめどなくWikipediaを読み漁ってしまします。
しかし、そのようなひょんなことから調べた知識が、仕事でも役立つことが往々にしてあるのが、面白いものです。旅行好きのクライアントがいれば、盛り上がる会話の引き出しにもなります。
まとめ~準備編~
コンサルタントになる前は、ほとんど事前リサーチもせずに無計画に旅行していたのに、仕事の習慣というのはこれほどまでに身に染み付いてしまうものなのですね。
前編では、コンサルタントがタイ旅行を計画する際の職業病エピソードを紹介しました。ゴールから逆算した目的設定やデータドリブンな宿泊施設選び、効率的なルート計画、無駄のないパッキング、さらには情報収集癖まで、コンサルタントならではの旅行準備を楽しんでいただけたでしょうか。
次ページでは、実際の旅行中の出来事や友人たちの反応についてさらに詳しくお伝えします。
執筆者
-
前職ではコダワリ・ビジネス・コンサルティング社にて社長秘書・営業部長を歴任。退職後は海外を拠点に多国籍企業のコンサルティングに特化したフリーランスコンサルタントとして、IT戦略、ビジネスプロセス改善、組織再編に関する専門知識を活かし、クライアントに対してデジタル変革と効率化の推進を支援している。
最新のグローバルトレンドと戦略的思考を強みにコダワリ社の理念であるGNH量産に奔走している。
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前職ではコダワリ・ビジネス・コンサルティング社にて社長秘書・営業部長を歴任。退職後は海外を拠点に多国籍企業のコンサルティングに特化したフリーランスコンサルタントとして、IT戦略、ビジネスプロセス改善、組織再編に関する専門知識を活かし、クライアントに対してデジタル変革と効率化の推進を支援している。
最新のグローバルトレンドと戦略的思考を強みにコダワリ社の理念であるGNH量産に奔走している。