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コンサルはエージェントを活用すべき?|転職手段洗出しと検討

コンサルはエージェントを活用すべき?|転職手段洗出しと検討

コンサルであれば手段を比較検討し、最適な組み合わせを見つけるべし

【2022年09月更新】
コンサルが自身の転職検討フェーズに入った際に、どのような手段を活用するのが良いのでしょう。コンサル転職の極意について語る前に、まずは様々な転職手段を洗い出し、まとめてみることにします。コンサルの転職には一般的ではないものも含まれます。

まとめると7カテゴリー

一部重複するところもありますが、転職の手段や経路は以下の7つに大別されるのではないでしょうか。

・転職エージェント
・リファラル(人脈)
・アルムナイ
・ダイレクトリクルーティング
・ビジネスSNS
・求人広告
・web等から直接応募
・ハローワーク

この中でもコンサルの利用が多いのは、圧倒的に転職エージェントとリファラルです。最近ではダイレクトリクルーティングについても一般的な手段となってきています。ビジネスSNSは誰であるかバレてしまうというリスクもあり、狭いコンサル業界なので、敬遠される傾向も見受けられます。

転職エージェント

人材紹介会社からコンサルファームや事業会社の求人紹介を受けるものです。広義でのエージェントにはヘッドハンティングなども含まれます。

多忙を極めるコンサルとしてはエージェントが動いてくれますので有効ですし、世には出回らないハイポジションな非公開求人を紹介してもらえるのが魅力となります。複数の紹介会社を有効に活用することで、他ファームへの転職も事業会社への転職も短い期間で決まります。

一方で、エージェント選びをしっかりやらないと自身の志向や経験を理解してもらえない、的外れな紹介求人数ばかり多いなどの事態が発生します。

リファラル(人脈)

仕事を通して知り合った人からの紹介であったり、直接知人の在籍する会社に転職することであったりが、このリファラル(人脈)です。元上司からお誘いを受けて、他のコンサルファームに移るといったケースもこれにあたります。

“知人”が転職者のスキル面や人物面の評価を一定量担保するので、スムーズに転職を行える傾向が強いように思います。実際に、選考もパートナーとのカジュアル面談一回で決まるなどのケースもあります。

一方で、複数社を比較検討して決めたいなどの場合には不向きな手段でもあります。知人の顔もあるので、具体的に話を進めてもらう場合には、ある程度腹決めをしておくことも必要です。

アルムナイ

こちらはリファラルの一部でもありますし、厳密には転職とは異なると言えますがご紹介します。

アルムナイとは、企業における同窓会的なものを指すもので、卒業生のオフィシャルコミュニティの様なものです。外資ファームは以前から、日系コンサルについてもこのアルムナイに力を入れ始めています。企業サイドにはアルムナイに様々な期待を持っていますが、その1つに以前在籍していたメンバの採用があります。

俗っぽく言えば、出戻り歓迎ということになります。コンサル業界では出戻り自体はよくあることで、PwC→AC(アクセンチュア)→事業会社→PwCの様なキャリアの方は結構いるものです。他ファームや事業会社も経験したけど、肌に合っていたのはあの時のあのファームだな~という場合にアルムナイを活用するのもありでしょう。

ダイレクトリクルーティング

近年利用者が大きく増えてきたサービス形態です。ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどに代表されるサービスで、自身のキャリアやスキルをデータベースに登録しておくことで、それを見た企業からスカウトが届きます。

良い会社、良い条件があったら転職しよう という待ちの状況であれば然程工数もかからず有用です。考えもしていなかった業界や企業からスカウトが届くこともあり、事業会社への転職を選択肢の1つとして漠然と考えているコンサルには良いかもしれません。

なお、転職エージェントも候補者集めのデータベースとして活用していおり、エージェントからもスカウトが届きますので、エージェントとのつながりを持つ手段にもなります。

1点留意しておくべきは、一般的にニーズの高いコンサルティング経験者に対しては、多数のスカウトが届きますので、求人情報の整理と取捨選択をしっかりと行う必要がある点が挙げられます。しかし、ただでさえ忙しいコンサルタントとしては、そこに時間をかけられないことも多く、結局届いたスカウトを一切見ない、自身にとって魅力的なスカウトを見落とすということに陥るケースがあります。

それならまだ良いですが、求人確認や企業分析を十分にしないままスカウト返信をしてエントリーをしてしまい、面接などがどんどん入ってきてしまい、とりあえず選考を進めていくうちに転職することをゴールにしてしまうということは避けなくてはなりません。

ビジネスSNS

その名前の通り、ビジネスに特化したSNSであり、自身の職歴などのプロフィールを登録し公開することで、ビジネスを通じてつながった人との情報交換や、企業やヘッドハンターからのスカウトなどを目的とするものです。

プライベートとビジネスを切り分ける文化が弱い日本ではあまり普及していない印象ですが、外資系企業や外資系特化型エージェントは積極的に利用をしています。外資系企業への転職や海外勤務を希望する方には有効な手段です。

それ以外

自身で求人を探して応募するのが基本となるトラディッショナルな手段です。一流コンサルは利用度合いが低いと思われますので割愛します(ごめんなさい)。

但し、本当に行きたい企業を絞っているのであれば、直接応募も効果はあります。選考が転職エージェントを通した方が優位なのではという意見もありますが、企業側には大きな紹介フィーがかかるので、そうは言いきれません。

転職意思の度合い、自身のキャリアパス設計によって活用するべき手段は異なってきます。それぞれにメリットとデメリットも当然あり、それらを認識した上で自身に適切な手段活用を構築するよう考えるしかないわけです。
転職活動では、目的と手段を見失わないよう気をつけましょう。

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コンサル転職 転職エージェント利用の極意シリーズ
コンサルから他のコンサルファームへの転職の実態|年収の変化も解説|転職エージェント利用の極意(1)
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ポストコンサルがハイクラス転職にエージェントを使う理由|転職エージェント利用の極意(4)

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執筆者

山中 悠太郎
山中 悠太郎コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルキャリアカンパニー
外資自動車メーカー2社を経験した後、コダワリにジョイン。
コンサルティングワークもこなす傍ら、人材紹介事業の事業責任者やコダワリの人材開発業務や採用統括業務など含めて幅広に従事。
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執筆者

山中 悠太郎
山中 悠太郎コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルキャリアカンパニー
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コンサルティングワークもこなす傍ら、人材紹介事業の事業責任者やコダワリの人材開発業務や採用統括業務など含めて幅広に従事。

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