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「コンサル カオスマップ 2019」を公開|コンサルファームの業界地図
「コンサルのあんなこと、こんなこと」を運営するコダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社は2019年2月時点での「コンサルファーム カオスマップ 2019年」を公開しました
目次
考察1:コンサル業界全体としての拡大
業界全体として市場規模は右肩上がりとなっております。同時に労働者不足も顕著であり、2,000年代初頭までのようなコンサルの高いブランドイメージ及びまず入社出来ない業界といった状況は戦略ファームを除き、薄れつつあります。就職活動においても以前は難関校の学生のみがそもそもコンサルファームというのを知っていて、応募するという状況でしたが、一般への周知が広まったことから、コンサルファームに行きたい学生も増加し、行きたい企業のトップ10にコンサルファームがランクインするようになってきました。
考察2:IT化におけるITコンサル領域の拡大や、事業承継問題を主とした中小M&A/FAS領域の拡大
一般事業会社においてよりITは切り離せないものになっていると同時に、SIerがクラウド化やパッケージシステムへの開発に注力している状況から、より経営と業務とシステムの橋渡し的な存在が必要になってきており、ITコンサルの需要は高まる一方です。総合コンサルは特に、ITコンサル領域から参画し、システムの導入まで手掛けるようになってきており、金額的にも工数的にも大きな受注案件が増えております。
また、中小企業におけるM&Aも活発化してきております。これは、後継者がいないことによる第三者への企業譲渡を考える企業が増えているのが背景です。また、後継者候補はいるもののその後継者育成といった観点での相談も増えているようです。
考察3:日系企業の進出
2,000年代初頭に(中小向けコンサルを除き)外資しかなかったコンサルファームですが、現在では東証一部上場企業である株式会社シグマクシスや株式会社ベイカレント・コンサルティング等があります。未上場企業でも、総合コンサル領域としてアビームコンサルティング株式会社や株式会社日立コンサルティング、戦略コンサル領域としては株式会社ドリームインキュベータ、ビジネス領域では独立系のコンサルファームを主体とし中堅コンサルファームが群雄割拠している状況です。
■各分類ごとのファームの特徴や得意領域についてはこちらの記事をご覧ください。
※掲載したロゴ・サービス名称について
当マップ記載のロゴにつきましては、事前に各社様に事前許諾を得ていないものがございます。もし当マップへの掲載に問題がある場合は、大変お手数ですが(https://www.codawari.co.jp/contact/)よりご連絡ください。速やかに修正させていただきます。
■カオスマップ詳細
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(運営:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社)
■コンサルのあんなこと、こんなことについて
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外から見るコンサルティング業界と、内から見るコンサルティングル業界の実際や、現役コンサルタントだからこそ言えることなどの情報発信を行っていきます。
(運営:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社)
■本件に関するお問い合わせ
コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社までご連絡下さい。
問い合わせ先:03-5843-9070 / https://www.codawari.co.jp/contact/
[v058]
執筆者
- アクセンチュアにてファーストキャリアをはじめ、以来20年超コンサル畑で事業戦略からITコンサルまで幅広くこなす。大企業の経営課題に対して包括的に俯瞰し、全体的なロードマップと解決に向けた推進に強みを持つ。
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