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彼氏がコンサルだけど付き合い方が分からない?!コンサル彼氏のあるあると対策をまとめてみた

彼氏がコンサルだけど付き合い方が分からない?!コンサル彼氏のあるあると対策をまとめてみた

あらゆる仕事で役立つコンサルの特徴。でも恋愛は…?コンサル×恋愛・結婚がうまくいく方法を解説

「アプリで知り合った外資系コンサルの彼氏、LINEが既読にならないんだけど…」「彼氏はBig4のコンサル。最近喧嘩が多いかも?」「旦那がコンサルに転職したけど激務で家にいない」など、恋愛や結婚において「なんでコンサルタントはこうなの?」と、コンサルタントの生態に疑問をお持ちの方に、コンサルタント目線でその理由を解説していきます。「彼氏がコンサルタントだけど付き合い方が分からない」という方はもちろん、「自身がコンサルだけど彼女と結婚できる気がしない」「そもそも彼女が見つからない」「コンサル女性だけど付き合いが長く続かない」などなどコンサル業界で恋愛や結婚にお悩みのすべての方の参考になればと思います。

生活編①ーなぜそんなに忙しいの?ー

まず、日常生活に関して、よくある疑問とその解説をしていきます。

この記事をお読みの方の中には、コンサルタントの彼氏から「忙しいから音信不通になりがち」「激務で頻繁には会えない」などと言われたことがある方も多いのではないでしょうか?なぜ、そんなに忙しいのかの理由を解説していきます。

コンサルタントは、今ままで平日は夜遅くまで働きタクシー帰り、週末も家で仕事…という人が少なくありませんでした。リモートワークが増えた今も、在宅で夜中まで仕事、週末も仕事、と大して働き方は変わりません。どうしてこんなに忙しくなるのでしょうか?理由は大きく分けて二つあります。

(1) スケジュールのタイトさ
コンサルタントの仕事は、「この期間に、この値段で、これだけのことをやります!」と提案してお客様と合意し、お金を貰う仕事です。

提案金額は基本的に「コンサルタントの”人数” x(役職に紐づく)”単価” x ”支援期間”」で決まり、コンサルタントは高単価のために提案金額は高額になりがちです。受注へ向けた営業活動の一環として提案金額を下げることがあり、その場合は“人数を少なくする”か、“期間を短くする”かの対応になります。なお、コンサルタントの単価を下げる(対応する役職を下げる)ことは、サービス品質低下を招くリスクが高くなるため、選択肢とはなり得ません。

結果的に、”やるべきことはいっぱいあるが、人がいない、締め切りが短い”という事態に陥りがちです。

コンサルタント本人の観点でよく言えば「自己で裁量権を持って色々なことを短期間で経験できるため、成長できる環境」と解釈できますが、その裏返しとして多忙になるということです。途中でお客様から追加の依頼や指摘が来た場合は、更に大変になります。

(2) 上司もしくは自分が完璧主義者であることが多い
コンサルタントは、定期的にお客様と打ち合わせをします(少なくても週一程度、状況次第では毎日複数回ということも)。

打合せでは、お客様との議論を通して特定のテーマについて方針や対応策等を決めることがよくあります。打ち合せの中で、お客様からきちんと納得いただかなければ、「なんか違うな…」「なんかダメだな、このコンサルタント…」のように、クレームを引き起こしかねません。また、「この期間に、この値段で、これだけのことをやります!」という当初提案事項の未達にもつながります。

このため、コンサルタントは、論点整理や対応案検討、資料作成など一連の打合せ準備を入念に行います。特に資料は見た目も中身も完璧にしようという傾向になります。結果、上司が完璧を求めて繰り返し資料のレビュー・訂正指示を出し、部下はそれに追われる日々…というのもコンサルタントにはよくある風景ですね。

ただし、いくら忙しいからと言っても大切な人との時間はなんとか捻出するのがデキるコンサルです。まったく会えないし連絡もできない、という場合は、一人前のコンサルとして奮闘中なのかもしれませんが、そもそも人間的に…という場合もあるかもしれませんので要注意です。

生活編②ーなぜそんなに出張が多いの?ー

「コンサルタントの彼氏となかなか会えない」「会う頻度が少ない」「コンサルの夫が家にいない」といった不満の元凶には「コンサルは出張が多い」という点も挙げられます。

昨今のコロナ禍で状況は変わってきているものの、毎週1回出張、という週もあれば、平日はずっと出張ということもあります。

それはなぜかというと、コンサルティングファームの拠点とお客様の拠点が違うケースが大半だからです。コンサルティングファームの拠点は東京か大阪にあることが多いですが、お客様の拠点は東京・大阪以外といったことが多々あります(筆者の経験でいうと、仙台・名古屋・広島など)。

コンサルティングファームの拠点では事業展開していないお客様から受注した場合、どのように業務を進めるのかというと、以下2パターンにわかれます。

(1) 打ち合わせ時のみお客様先に出張する
普段はコンサルティングファームの拠点で仕事をし、打ち合わせの時だけお客様先に出張するというパターンです。お客様先までの距離や移動時間帯にもよりますが、日帰り出張が多いですね。

(2) お客様先に長期常駐(出張)する
お客様の会社に席を確保してもらい、”常駐”という形でそこでずっと仕事をするパターンです。月曜日の朝に出張し、金曜日の夜に帰ってくる形となります。家族がいる方は、軽い単身赴任のような状態になりますね。

上記(1)と(2)のどちらの形式になるかは、アサインされているプロジェクトの内容によることが多いです。

人事制度構築プロジェクトなど、お客様との打ち合わせが週1回程度のものは、(1)の日帰り出張パターンが多いです。対して、お客様との打ち合わせが頻繁に発生するようなIT導入プロジェクトなどは、(2)の長期常駐パターンが多い傾向ですね。

いずれにしても、東京に本社がない企業からのお仕事の場合は、確実に出張が発生するので、どうしても家を留守にしがちになります。

しかしながら、コロナ禍でリモート対応が増えて出張が少なくなった昨今、コンサルタントの恋人や配偶者を持つ方からすると、以前よりも一緒に過ごす時間が増えたというケースが多いのではないでしょうか。

筆者の周りでも「コロナ前は多忙を極めすぎて、平日は子供との時間もなかったが、今は一緒に過ごす時間が圧倒的に増え、子供の成長を感じられるようになった」という声も耳にします。

また、コンサルタントは関わるプロジェクトによって働き方も変わります。現在出張が多いからと言って、将来も留守がちになるという訳ではありません。さらに、恒常的ではないものの平日はほぼ会えないことによって程よい距離感を保つことができ、長く関係が続いているという方たちがいることも確かです。

コンサルタントの彼氏や夫との将来が不安なのであれば、今後のキャリアとライフの両立について一度しっかり話し合ってみてもいいかもしれませんね。

コミュニケーション編①ーなぜ理詰めするの?ー

続いては、コンサルタントの彼氏・彼女とコミュニケーションを取る際に出てくる疑問にお答えします。

コンサルタントの彼氏や夫に理屈っぽさを感じたことは多々あるかと思います。ケンカになれば理詰めで無双し、こちらの立場を完全に無視して勝ちに行く姿に気持ちも冷めた…なんてこともあるのではないでしょうか?

このように、プライベートのあらゆるシーンで「論理性を求める」こともコンサルタントあるあるです。これは、業務に関わる全てにおいて論理性が求められること、そしてコンサルタント本人がそのことを最良だと考えていることの表れなのです。

もう少し深掘って、この事象が発生する背景を説明していきますね。

お客様から「何を言っているのかわからない」と言われてしまうと信用問題に繋がるため、コンサルタントは日々「主張や根拠は、論理的に違和感がないか」という目にさらされています。このため、あらゆる発言・文章の論理性について社内で厳しいチェックが繰り返されます。そうするうちにコンサルタントは、第三者との議論において“結論に至るための最良の方法は、論理的に正しい内容で議論することである”という考えになりやすいです。

このことが職業病となり、お付き合いしている方とのプライベートでリラックスした会話においても、論理性を求めるようになるというわけです。

では、コンサルタントの彼氏や夫が論理性を追求してくる場合、どうすれば良いのでしょうか?

一番無難な方法は、”これはもうそういうものだと割り切って付き合う”ことです。頑張って相手のフィールドで戦おうとすると余計に疲れてしまうので、相手に合せるのが最適な付き合い方だと思います。

「なるほど、そういうことだったんだね~」
「分かりやすく説明してくれてありがとう!」

など、彼氏・旦那の論理性も自分も否定しない大人対応な相槌を打てば、平穏にコミュニケーションが成り立つはずです。特に穏やかな結婚生活を続けたい場合には有用でしょう。ただし、未婚の場合は相手が魅力的で今後もお付き合いを続けたいことが大前提となります…。(この方法で疲弊するなら、もしかするとコンサルとの結婚は難しい可能性もありますので、今のうちによく考えてみても良いかもしれません。)

コミュニケーション編②ーなぜ難しいカタカナ語を多用するの?ー

アジェンダ、クライアント、フィジビリティ、スコープ・・・

コンサルタントはあまり日常で使わないカタカナ語を使いがちです。日常会話でもよく登場するので、疑問に感じる人も多くいると思います。

「ルー大柴かよ!都知事かよ!」と思っている人も中にはいるかもしれません。

これはなぜかというと、「難しいカタカナ語を使いたい」というわけではなく、こういった用語が社内で普通に多用されているので、自然と身についてしまっているのです。方言のように、自然と身に着けた言葉を自然と口から出しているだけにすぎず、他意がないことが多いです。

なので、日常会話でコンサルタントの彼氏・夫から聞き慣れない言葉が出た時は、「それってどういう意味?」と聞けば素直に教えてくれると思います。

コンサルタントは教えたがる性格の人が多いので、「それはね●●●という意味だよ」と答えるだけではなく、どういうシーンで活用されるかなどといった”別にいらない情報”も補足で教えてくれるかもしれません (笑)。当の本人は良かれと思って話していることが多いので、「なんか難しいこと長々としゃべってきて、さらにわけわかんないんだけど」のように邪険に扱わず、温かく見守ってあげると円満になること間違いなしです(笑)。

コミュニケーション編③ーなぜアドバイスしたがるの?ー

会話をしていると、「単に話しを聞いてほしいだけ」の時もありますよね。なのに、コンサルタントはアドバイスを”常に”したがる人種でもあります。

熟知しているテーマであればまだしも、よく分かっていないテーマについても、何かしらアドバイスをしようとする傾向にあります(苦笑)。

なぜこういう傾向があるかというと、「その場にいるのに発言をしないのは、価値を発揮していないのと同じ。また、何らかの発言をする時は、価値のある提言をしなければいけない。でないと、給与泥棒も同然である」というコンサルタントの文化や上司の教えからくる癖です。もはや、使命感ともいえます。

そのためコンサルタントは、日常の会議において、積極的な発言と価値のある示唆出しができるよう、日頃から鍛錬を積んでいます(汗)。

議論においても、「そうですね~」などと適当に相槌を打つだけでは、後で上司から「会議にいた価値がないぞ」とこっぴどく怒られます。その結果として、どんな議論においても、自分の考えをきちんと話す、という癖が染みついているのです。

なので、プライベートにおいても、誰かから相談を受けると、とりあえずその癖が出てしまいます。とにかく、”相談を受けたら価値のある発言をして貢献しないといけない”と無意識に考えてしまうわけです。

その結果自身の意見=アドバイスをしたがる人になってしまいます。

これに対する対策は、相談する際に「話聞いてくれるだけでいいんだけど」と目的を明確化してから説明すると良いのではないでしょうか。逆に言うと、こういった前置きを置かずに相談をしてしまうと、無限にアドバイスが出されるので、事前に釘を刺しておきましょう(笑)。

一方で、「アドバイスが欲しい!」という時には、うってつけの話し相手なので、ぜひ活用しましょう!

あなたの理想像と現状を聞いた後に、理想像を達成できるようなロードマップをきっと描いてくれると思います。

更に、他人ではないとても重要な存在のあなたには、ただアドバイスをするだけでなく、あなたの意向を最大限に考慮しながら、最適な方向性を一緒に考えてくれると思います。

以上の通り、コンサルタントは、一見して付き合いにくい、疲れる相手かもしれません。

ただ、相手の考えや意向を基に、ベストな解を真剣に一緒に考えてくれる人が多いのも事実ですので、ストレスフリーにうまくお互いが歩み寄れると、非常に良い関係が構築できるかもしれませんね。

 

ここまで、日常生活におけるコンサルタントへの疑問とその理由、ケースごとの対策方法を説明してきました。

少し癖の強い業界なので、経験がない人からすると、違和感を覚えることが多いと思います。ただ、当記事を読んで、周りのコンサルタントを「この人は変な人だ」と切り捨てるのではなく、「これはコンサルタントの習性なんだ」と理解してもらえると幸いです。

また、「コンサルだけど彼女とうまくいかない」「そもそも彼女が見つからない」「コンサル女性だけど付き合いが長く続かない」などなどコンサル業界で恋愛にお悩みの方は、上記の特徴を体現していないか一度振り返ってみましょう。解決へのアプローチは、得意のロジカルシンキングで導き出してみてください。

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