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2018.11.02

不景気に弱いコンサル業界(傾向編) 1/2|コンサルファームの経営とコンサルタントとしての生き方を考える

リーマンショック時にあったコンサル業界の悲劇

リーマンショックの時代のコンサル業界を知らない20代コンサルタントも増えてきました。
コンサル業界と不景気に関して全2回の投稿になりますが、記載します。

何が起きたか?

結論から言うと、案件の激減、昇進・昇給の統制、中小に限らずコンサルファームの倒産、売却等が起きました。当方の知り合いの会社も複数倒産したり、色々と大変でした。

不景気になるとコンサル業界がどうなるか?

クライアントは国内・国外問わず大手上場企業が大半です。現在価値は株式で算出され、株価の下落=資産価値の低下となります。自ずと、経済が停滞するので、株価の下落のみならず、クライアント側の売上減⇒利益減が連鎖的に起こります。

クライアントの売上減からのコスト削減が与える影響

当然のことながら、クライアントは避けられない固定費を担保するためにも、各部門に予算削減の命がおります。
ここで固定費(とくに人件費や賃借料)は削減しづらく、時間も要すため、純粋に減らしやすいものに手を掛けます。例えば、社内研修や外注費といったところがターゲットになってきます。外注費も、広告宣伝費をはじめ、派遣会社やコンサルファームに支払うものが主として上げられるところでしょう。

コンサル業界冬の時代に突入

リーマンショック時は以下のようなことがありました。
・アベイラブル率の拡大(ファームのオフィスの席が全く足りない)。
・新卒コンサルの売り様が無い(内定切りまでやったコンサルファームは記憶にありませんが、他の業界では多くの内定切りで社会問題になりました)。
・コンサルファームも案件の少なさにより、コンサルタントは、行きたい案件なんぞ選べない。
・コンサルファームの提案単価も下がり、コンサルフィーが全体として低迷する。
・インセンティブ枠の撤廃、削減。
・プロモーション(昇進)のストップや削減。
・プロモーションしても、昇給は無し。
・転職しようと思っても求人が無い(買い手市場)。
・転職しても9割方以上は、給料が下がる。

影響を受けづらいソリューションとインダストリ(サービスライン)

・システム開発は内部設計・詳細設計フェーズぐらいまでいっていれば影響を受けづらい。
・BPR系のプロジェクトは軒並み影響を受ける。続いても大幅縮小。
・近年総合系コンサルファームが力を入れている業務アウトソーシングは影響を受けづらい
・人事系は逆に仕事が増える。法的な知見も有す人事コンサルは、クライアント企業のリストラや制度改革で引き合いが多かったです。

影響を受けやすいフリーコンサルとコンサルファーム

このような不景気に弱いのが、フリーコンサルや非システム系を売りにするコンサルファームです。
特に、コンサルファームの案件に参画するフリーのコンサルタントの場合、ファームもプロパーの人間を使い、内製化を図るので、社外の人間は当然優先的に切られてしまいます。
フリーコンサルからすると、社内のコンサルに居ないようなスペシフィックなスキルをもった人間のみ使ってもらえるというわけです。

景気連動性が高いコンサル業界の特性をご理解頂けましたでしょうか。
次回は対策について論じたいと思います。

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