案件次第でキャリアアップも可能!未経験でフリーコンサルになる方法とは
事業会社から独立直後に選ぶべき案件をご紹介
現在は事業会社に所属しながらも、将来的にはコンサルタントとしてのキャリアを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、コンサルタントとしてやっていけるのか?どんなキャリア形成ができるのか?など不安に感じることも多くあるかと思います。今回の記事ではそんな方々向けに、事業会社からコンサルタントへの転身において、どのようなキャリアを選択できるのか、そのキャリアを目指すにはどのような案件に参画するべきなのかを紹介していきます。事業会社からコンサルへの転身となるとコンサルファームへの転職が一般的ですが、今回はそれ以外の方法としてフリーコンサルとして活躍するには?と題してお届けします。コンサルタントとしてのキャリアを少しでも考えている方は、是非参考にしてみてください。
目次
事業会社出身者がコンサルタントになる方法とは
まずは事業会社の方がコンサルタントに転身するにはどのようなルートがあるのか、簡単にご説明します。細分化すると、非常に複雑で無数のルートが存在するため、今回はできるだけわかりやすく抽象化して、以下2パターンにまとめました。
事業会社からコンサルファームに転職する
王道のルートです。コンサルファームでは、中途採用後社内研修やワークショップにて基礎知識を学ぶことができます。また、先輩社員と一緒に案件にアサインされるケースも多いため、論理的思考やコミュニケーション能力、プレゼンスキルなどのコアコンサルスキルをじっくりと磨くことができます。
事業会社からコンサルファームへの転職ついて、以下の記事で詳しく紹介しておりますので、本記事では詳細は割愛させていただきます。
事業会社から独立しフリーコンサルとして起業する
こちらのルートは、正直に申し上げますと茨の道と言えます。コンサルファームでの経験がないまま、フリーコンサルとして案件を獲得することは容易ではありません。エンドクライアントから見るとコンサルファームに在籍経験があるだけで、ある程度のコンサルスキルがあると判断できます。しかし、在籍経験が無い場合コンサルスキルがあるのか判断できず、書類選考(職務経歴書)で落とされるケースが多発します。
とはいえ、フリーコンサルとして活動することによるメリットも多くありますので、ご自身のキャリア設計や事業会社での経験次第で、検討の余地はあります。重要なのは、事業会社から独立直後に、どのような案件に参画できるのかを理解しておくことです。次の章から、独立直後に参画しやすい案件の特徴について紹介していきます。
フリーランスのメリットはこちらの記事をご覧ください▼
ジュニアクラスやPMO補佐ポジションの案件
ジュニアクラスやPMO補佐のポジションで募集している案件を探してみましょう。上記ポジションでは、いわゆるコンサルタントの補佐的な業務を任され、資料作成や会議調整、簡単な調査など、コンサルタントがプロジェクトを進めて行く上での、作業ベースの業務を担当します。コアコンサルスキルはそれほど求められません(とはいえ一定のスキルは必要です)、議事録作成やデスクトップリサーチなどは事業会社での経験を活かすことができます。
また、常に先輩コンサルタントと並走しながら作業を行うため、先輩コンサルタントの業務を間近で感じることができ、業務への理解を深めることができます。しかし、ただ補佐業務に取り組むだけでは成長は見込めないでしょう。コンサルスキルを間近で盗む絶好のチャンスですので、積極的に学びスキル/知識を磨いていきましょう。とはいえ、エンドクライアントからは一人のコンサルとして見られますので、その点は常に意識しておく必要があります。
なお、本ポジションに参画する場合の年齢の目途は20代までと考えておくとよいでしょう。30代以降は次章で述べる案件への参画を目指すことができます。
案件をお探しの方はこちら▼
専門領域に特化した案件
事業会社からの独立直後に参画しやすい案件はジュニアクラスやPMO補佐のポジションだけではありません。専門領域特化の知見や経験を求められる案件においては、事業会社での経験を活かし案件へ参画することができます。
特定のシステム知見を活かした案件(SAPやsalesforceなど)
特定のシステムの導入案件においては、当然固有システムの知見が必要になります。「事業会社在籍時にユーザーとして使っていた」や「情シスの担当者として実際に導入した」等の経験があれば、その経験を活用することができます。ユーザーの立場での経験は非常に重要で、「実際にシステムを動かすとどうなるのか」や「稼働中のリスク」などはコンサルタント以上に詳しい、なんてこともあるかもしれません。
<SAP案件の一例をご紹介>
〇〇業界での〇〇業務経験を求められる案件
例えば、金融業界のクライアントにおいて新規事業を企画するプロジェクトがあったとします。では、金融業界の知識やトレンドを知らないまま、新規事業を企画することができるでしょうか。アイデアベースで思いつく事はあるかもしれませんが、それが有効な企画なのかを判断、クライアントに対して説得力のある提案をすることは恐らく難しいはずです。この手の案件は〇〇業界の経験と〇〇業務の経験が揃って初めて、クライアントに貢献することができます。
<業界知見を求められる案件の一例をご紹介>
たとえ、そこまで限定的ではなくても、クライアントの課題を解決するためにはクライアントの業務や業界の理解をすることは重要事項となりますので、事業会社での業界経験/知見は少なからず活用することができます。業務改善における業務フローの整理や、市場/競合調査における事前知識などは業界問わず活かせるでしょう。
経験を積んだ先に、参画できる案件とは?
では、上記のようにフリーコンサルとして経験を積んだのち、その後のキャリアとしてどのような案件に参画できるのでしょうか。
領域特化のキャリア(スペシャリスト)
1つの分野で継続して経験を積むことができれば、その道のスペシャリストとして、より高いレイヤーの案件に参画できるようになります。ジュニアクラスからメンバークラス、リーダークラスとレイヤーが上がっていき、プロジェクトにおける責任とタスクも重くなっていきます。
マネージャークラスともなれば、自身のタスクをこなすだけではなく、メンバークラスのマネジメントをすることも求められます。当然報酬金額も、それに比例して上がっていきます。ジュニアレベルの単価相場は基本100万円/月以下ですが、マネージャークラスになると200万円/月をこえることも珍しくありません。
<マネージャークラスの案件の一例をご紹介>
幅広い領域で対応できるキャリア(ゼネラリスト)
一方で、様々な領域/業務で幅広く経験を積むことができれば、参画できる案件の種類も増え、幅広い案件に対応できるゼネラリストとして活躍できます。フリーコンサルにとって案件を獲得できるかどうかは死活問題ですが、対応できる範囲が広がれば、案件も見つけやすくなるため、案件が途切れる(=収入がなくなる)リスクを軽減することができます。その後も幅広い経験を積むことができるので、その中で自身のキャリアを選択するのも良いかもしれません。なお、レイヤー毎の単価感はスペシャリストと同様です。
案件の獲得に関する記事はこちら▼
ちなみに、コンサルの花形である、戦略系の案件を目指すには?
結論から申し上げますと、コンサルファームを経験せずに戦略系の案件に参画することはほぼ不可能と言えます。戦略案件とは「クライアントの不確定な未来」について支援する領域のため、クライアントがもつ経営目標/経営課題に関する抽象度・難易度の高い課題にアプローチしなくてはいけません。論理的思考力・問題解決力・コミュニケーション能力など、どれも高水準で求められ、少なくとも事業会社独立直後のフリーランスが入れる案件ではありません。
そのため、戦略系を目指すのであればコンサルファームに転職をすることが現実的と言えます。
または当記事でご紹介したように、まずは参画しやすい案件でフリーコンサルとしての経験を積んでいき、レイヤーを上げてから挑戦しましょう。難易度は高いですが、クライアントへの貢献度/報酬金額ともに他領域と比較しても高いため、目指す価値はあります。
<戦略案件の一例をご紹介>
まとめ
今回は事業会社からの独立直後にどのような案件に参画できるのか、その後にどのようなキャリアに進むことができるのかをご紹介させていただきました。フリーコンサルの案件獲得において、独立直後は躓きやすいタイミングです。ただ案件に参画するだけではなく、どのような案件に参画するのかが重要ですし、案件に参画するのであれば全力でやりきることが何よりも大切なことです
弊社では幅広い領域/レイヤーの案件をご紹介しております。独立直後向けの案件、キャリアアップのための上位レイヤー案件もご紹介可能ですので、是非お問い合わせください。
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執筆者
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新卒で人材派遣会社に入社し、営業として案件獲得/スタッフフォローに奔走。東京、広島、九州、沖縄エリア者など各地のステークホルダーとの関係構築に注力。
コダワリに入社後は営業職として従事。クライアント/パートナー、双方とコミュニケーションを取りながらwin-winな関係になれるように日進月歩の日々を送っている。
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新卒で人材派遣会社に入社し、営業として案件獲得/スタッフフォローに奔走。東京、広島、九州、沖縄エリア者など各地のステークホルダーとの関係構築に注力。
コダワリに入社後は営業職として従事。クライアント/パートナー、双方とコミュニケーションを取りながらwin-winな関係になれるように日進月歩の日々を送っている。
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