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2021-06-04
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グローバルのコンサルファームの売上高をまとめてみた(Big4+α) [2019年度版]

世界的にコンサル市場は盛況が続くが成長率は鈍化

国内・グローバルにおける主要総合計コンサルファームの社員数をご紹介してきました(最新版はこちらから)。社員数ではいずれも拡大傾向にあったコンサル業界ですが、売上の推移はどうでしょうか。今回は、世界の主要な総合系ファームの売上高をグローバルで取り纏めてみました。

◆世界における主要総合系コンサルファーム売上高を決算情報から読み取る

今回は、各ファームのコーポレートサイトでの公開情報を基に、1年分のデータがある最新の会計年度で売上高データを纏めています。
なお、総合系ファームの事業領域はコンサル事業以外にも拡がっており、その事業内容は主として以下の通りです。
・Big4(Deloitte、KPMG、PwC、EY) → 監査、法務、税務、FAS(Financial Advisory Service) 等
・Accenture → システム開発(売上の5割以上がコンサル事業)
・IBM、Capgemini → ITサービス、システム開発等
・DXC → システム開発(システム開発事業がメイン)

【主要総合系コンサルファーム売上高(全社)】

順不同
※1 元データがユーロ表記であるため、ドルに換算して記載。
公表されている数値は14.1(10億ユーロ)。
(2020年2月28日時点の為替レート(1ユーロ=1.10USドル)で算出)
※2 現地通貨ベース成長率/ドルベース成長率。
1つしか記載のないものはドルベース成長率
※3 バランスシートを基にドルベースで算出。
計算式は(今年度の売上/昨年度の売上)-1。

【主要総合系コンサルファーム売上高(コンサル事業)】

順不同
※4 TCSは事業セグメント別データ無しのためブランク
※5 元データがユーロ表記であるため、ドルに換算して記載。
「Strategy&Transfomation」の売上割合である7%を全体の売上に乗して1.0(10億ユーロ)を算出。
(2020年2月28日時点の為替レート(1ユーロ=1.10USドル)で算出)

Big4+アクセンチュアの全社売上高で見ると、デロイト、PwC、アクセンチュアがトップ争いをしているのに対して、コンサル事業単体の売上高で見ると、アクセンチュアが頭一つ抜き出ていることが分かります。全売上高に占めるコンサル事業売上高の割合も約56%と高いものとなっております。

◆各ファーム増収要因の考察

今回取り纏めた企業は大半の企業で売上高が前年からプラス成長を達成しており、好調具合が見て取れます。また、DXCを除く企業において、コンサル事業の売上高成長率が全社売上高成長率を上回る結果となっています。
コンサル事業の成長をけん引している大きな要因の一つとして、急速な技術革新や人手不足を背景としたデジタル領域のコンサル需要の増加が挙げられるのではないでしょうか。
今後もIT技術の活用は避けては通れない経営課題の一つであり続けると予測されるため、コンサルティングファームの増収は続くと考えられますが、前会計期間での成長率と比較すると成長が鈍化している企業が多いのも事実です。ドル高の傾向が強くなっている影響があることも否定できませんが、コンサル業界の好況が徐々に収まりつつあるのかもしれません。

[注]
データ掲載には細心の注意を払って掲載しておりますが、誤りや認識違いがございましたら、ご指摘いただけますと幸いでございます。


[典拠一覧及び対象会計期間]https://newsroom.ibm.com/2020-01-21-IBM-Reports-2019-Fourth-Quarter-and-Full-Year-Results

会計期間:2018/06~2019/05
典拠:Deloitte Annual Report 18/19

会計期間:2018/07~2019/06
典拠:Ernst & Young(EY)   Global review 2019

会計期間:2018/07~2019/06
典拠:PwC  Global Annual Review 2019

会計期間:2018/10~2019/09
典拠:KPMG announces strong FY19 global revenue growth

会計期間:2018/09~2019/08
典拠:Accenture  Annual Report 2019

会計期間:2018/04~2019/03
典拠:Tata Consultancy Services  Annual Report 2018-19

会計期間:2019/01~2019/12
典拠:IBM Reports 2019 Fourth-Quarter and Full-Year Results

会計期間:2019/01~2019/12
典拠:Capgemini  FY 2019 Results

会計期間:2018/04~2019/03
典拠:DXC Technology Company  2019 Annual Report

 

[v098]

執筆者

伊藤 大起
伊藤 大起コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルティングカンパニー
IT領域のコンサルティング、特にユーザーとの要件調整やユーザー装着を得意とする。新規領域でのコンサルとしてのキャッチアップの速さとユーザーとのコミュニケーション能力の高さで、プロジェクト推進・実行を支援。
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執筆者

伊藤 大起
伊藤 大起コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルティングカンパニー
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