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就活で問われるコンサルファーム特有の選考課題 2/2

コンサルティングファームの新卒採用で押さえておきたいポイントとは?今回は「インターンシップ」「ジョブ」について説明します。
前回、就活におけるコンサルファーム特有の課題としてフェルミ推定とグループディスカッションについてご紹介を致しました。今回は後編としてインターンシップとジョブについてご紹介します。
目次
適性や実力を確認することができる「インターンシップ」
「インターン」の一般論は割愛しますが、総合系ファームを中心に「インターン」の受け入れをしており、「インターンシップ」におけるタスク(お題)としては概ね”楽しい”内容のものが与えられます。
例えば、「カプコンの売上を2倍にする方法」や「資生堂の新サービスを考える」などと様々です(実際そのようなコンサルワークが無いような会社でも、こういったお題を与えてしまうことが有り、学生は勘違いし入社後ギャップに繋がったりするのも事実ですが、そこはちゃんと見極めてください)。
学生でチームを組むのが一般的ですが、社員の方もオブザーバーでつきますので、要所要所で気付きを与えてくれたり、評価もしてくれたりするので、スキル向上の良い機会になるのは確かです。
コンサルファームにとっては、優秀層の見極めや早期囲い込みができるメリットがあり、主要ファームからベンチャー系ファームまで実施をしているところが大半です。内容については会社説明+お仕事体験レベルものから難易度の高い本質的なタスクに取り組むようなものまで様々です。
実際にコンサルティングファームへの応募をする前に、自身の適性や実力を見極めるためにも一度参加をしてみることがオススメですが、内容等を良く見極めることも肝要です。
即戦力としての評価がされる「ジョブ」
戦略系を中心に、新卒採用の選考のひとつとして、「ジョブ」を行っている場合があります。「ジョブ」とは、仮想のプロジェクトに取り組み、その過程や成果物を評価していきます。
例えば、「日産自動車における、アクセサリー事業の売上を増加させる戦略を提案すべし」といったテーマが与えられ、実際に調査・リサーチを行いながら、解決策を導き出すという活動を、数日間かけて行っていきます。ここに学生だからという甘さは通じず、実際の仕事と同様に、選考が行われます。
必要とする知識は様々なのですが、分からないではなく、分からない領域でも急速にキャッチアップし、何をどうすべきか整理していく能力が問われます。
採用をする側からすると、より実務に近い環境下での能力を見極めることができるため、精度の高い選考を行うことができます。
まとめ
「コンサルティングファームの採用」と聞くと、地頭力、ロジカルさ、豊富な知識…といったキーワードが気になりがちです。しかし、実際には、「人間力」「関係構築力」といった点も重視し、コンサルタントとしての適性が評価されていきます。また、このような選考や機会を通して、客観的な自分の実力やコンサルタントへの適性を冷静に見つめつつ、内定獲得に向けて、現時点の自分が何を「強み」と出来るのかを考えていくことも大切です。
当サイト運営会社であるコダワリ・ビジネス・コンサルティングでも23卒学生向けにサマーインターンを実施致します。我こそはという学生の方は是非エントリーご検討下さい。
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執筆者

- コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
- 主としてDXプロジェクトにおける業務・IT改革の展開・定着化をリード。前職では、プロスポーツチームで法人営業、集客施策の立案・実行、チケッティングを担当。チケットの価格変動制や電子チケット化の運用も経験。
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- コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
- 主としてDXプロジェクトにおける業務・IT改革の展開・定着化をリード。前職では、プロスポーツチームで法人営業、集客施策の立案・実行、チケッティングを担当。チケットの価格変動制や電子チケット化の運用も経験。
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