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2021-08-23
読了まで 3

就活で問われるコンサルファーム特有の選考課題 1/2

コンサルタントとしての能力・素養を見極めるために、特有の課題が多くあります。

地頭が問われる「ケース面接」と「フェルミ推定」

コンサル業界の選考課題として有名になっている「ケース面接」は、明確な答えのない問題に対して、いかに論理的な推論を展開し、限られた時間で他者へ伝えることができるかを評価するために行われます。
いわゆる「地頭の良さ」をチェックしている課題と言えるでしょう。
例えば、「全国に郵便ポストはいくつあるか?」といったような一見検討もつかないような問題が出題され、限られた時間内で推論した結論を述べることが求められるのです。

実際の面接においては、現役のコンサルタントが面接官となり、回答に対して深堀をする質問を投げかけてきます。出題に関しては傾向があるものの、思い付きで担当面接官が出題してくることもあるので、外資就活.comやvokers(OpenWork)などでのインプットも役立たないことがあります。このケース面接は事前の対策で何回かこなしてしまえばできるモノなので、冷静で論理的なコミュニケーションが取れることが重要な評価観点になっているということ踏まえて、対策しておいてください。

定量的なケース面接のお題に対して手法として挙げられるのが、「フェルミ推定」です。フェルミ推定は、一見割り出すことが難しい数値の概数を、自ら推論したロジックをもとに短時間で求めていきます。
上記の「全国に郵便ポストはいくつあるか?」という問いに対して、例えば、「人口」という観点でアプローチをしてみます。

  1. 因数分解:【全国の郵便ポストの数=ポスト数/人口1人×日本の人口】と分解
  2. 分解要素の推論1「ポスト数/人口1人」:
    論理展開をどう組むかが重要となってきます。
    逆説的に考えると、ポスト1つに関して、何人ぐらいをカバーできれば良いかということです。例えば、個人用途でここは勢いで、1,000人あたりに1ポストと定義づけてしまいます。
    法人用途や過疎地の場合、これとは違ったロジックが出てきますが、それらを細かくやるのが重要ではありません。それを逆手に「法人用途の場合は、個人用途のポストで包含しており考えなくて良いと思い、過疎地だと距離的問題で考える必要があり、今回はそれを加味していないが、市区町村での設置に関する法律もあることを加味すると上記1,000人で導かれる数字(約13万ポスト(人口は3))より高いポスト数が出ると思われる。」と言ってしまえば論理武装が成立します。
  3. 分解要素の推論2「日本の人口」:
    推論というか、ここは知っておいて然るべきという内容です。分からなければ間違っててもいいので、大体の数字でいいので、ここにコダワリ過ぎないように。

正解を出すことがゴールではなく、考え方のプロセスを問うものであり、「相手に頭の回転早いな」と思われれば良く、対策すればできることです。時間を掛けず短い時間で抽出できるようにしておきましょう。

対策すれば出来てしまうということから、定量的でフェルミ推定型ではない問題を出題する会社も増えております。例えば、「衰退している商店街に出店しているスポーツ用品店で売上を上げるためにはどのようにしたらよいか?」とかです。

人間性や一緒に働きたいかを見る「グループディスカッション」

色々な評価観点があるのですが、細かいところを気にしていてはグループディスカッションにも専念できずです。要は面接官の観点として応募者側として気にして欲しいのが「人間力」と「一緒に働きたいか否か」です。
コンサルタントの業務は、プロジェクトメンバーやクライアントと良好な人間関係を構築して、円滑にプロジェクトを進めていくことができるかが重要です。グループディスカッションでの評価点は、自分のロジックを貫くことではなく、チーム全体が与えられた命題に向き合い、必要な情報整理や議論の軌道修正に貢献できるような役割を果たせているかどうかです。

評価が悪い事例としては、知識の披露に固執したり、ロジックを意識し過ぎたりして、本質的ではない部分に注力するケースです。ロジックを固めていれば良いという“勘違いさん”は一定数存在するのですが、仮に通っても、ロジックやフレームワークが通用しない案件は多々存在し、融通の利かなさから潰れていくケースも見ております。

今回は「ケース問題」と「グループディスカッション」にフォーカスしましたが、次回は「インターン」や戦略特有の「ジョブ」について触れていきたいと思います。

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執筆者

武石 真
武石 真コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
主としてDXプロジェクトにおける業務・IT改革の展開・定着化をリード。前職では、プロスポーツチームで法人営業、集客施策の立案・実行、チケッティングを担当。チケットの価格変動制や電子チケット化の運用も経験。
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執筆者

武石 真
武石 真コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
主としてDXプロジェクトにおける業務・IT改革の展開・定着化をリード。前職では、プロスポーツチームで法人営業、集客施策の立案・実行、チケッティングを担当。チケットの価格変動制や電子チケット化の運用も経験。
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