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2018.05.24

コンサルへの道、新卒か中途入社かvol.2 |それぞれのメリット/デメリットとは

コンサルになるには結局、新卒と中途どっちがいい?

前回、「コンサルへの道、新卒か中途入社かvol.1 (序章編)」で、コンサルの仕事や特徴について整理したことを踏まえて、コンサルファームへの新卒入社と中途入社のメリット・デメリットを考えていきます。

コンサルファームは就職人気企業

最近では、コンサルティングファームが新卒採用に力を入れていることから新卒でコンサルを目指す人も随分と増えました。学生の対象を東大・京大生のみに絞った就職人気企業ランキングでは、なんとトップ10のうち、6社がコンサルです。6社は、マッキンゼー、ボスコン、アクセンチュア、ベイン、A.T.カーニー、デロイト(いずれも略称)というそうそうたる大手ファームばかりとなります。
※Source; PRESIDENT 2018年1月15日号
http://president.jp/articles/-/24297

新卒(ブランニュー(Brand-new))でコンサルに入ることのメリット

南場氏(DeNA創業者で元マッキンゼー パートナーの南場智子氏)も言っている通り、例え新卒でもプロフェッショナルであることを求められる厳しい環境の中で、「とことん仕事をする姿勢」、「論理的思考力」が身に付く、この2つに集約されます。

前回の序章編で、コンサルの代表的な仕事を6つ上げました。このうち、1から3は新卒が取り組む仕事であり、実際のクライアントワークを通じて、若いうちからグローバルに通用する論理思考を叩き込まれ、徹底的にリサーチや資料作成等を行うため、論理的にわかりやすいドキュメントを作る、というようなスキルは一般的な企業に就職した人よりも圧倒的に早く確実に身に付くでしょう。
また、早いうちにそうしたスキルを身に付けて、スタートアップ企業などの役員等へ転身する、というようなキャリアも最近では多くなりました。ハードワークが可能な若いうちに徹底的に自分を鍛えて、いずれはそれを事業会社で試してみたい、というような人には新卒入社という選択肢の価値は高くなってくると思われます。

新卒(ブランニュー(Brand-new))でコンサルに入ることのデメリット

良いことずくめの新卒コンサルですが、デメリットはあるのでしょうか。
中途にも言えることですが、メリットの裏返しで、仕事に優先度を置いていないタイプが、入社してしまうと中々つらいです。また、そういうタイプはモチベーションも下げて、本来のメリットである“成長”といった意味合いでも鈍化するのが実際でしょう。

中途でコンサルに入ることのメリット

では、中途の場合はどうでしょうか。
クライアントにアドバイスをする、という立場のコンサルは、ビジネスの現場、すなわちクライアントである企業や役所などの組織や業務特性などを理解し、クライアント企業の様々な階層の人達との共同ワークが求められます。企業において様々な経験をしてからコンサルになる人は、新卒よりも過去の経験に基づき、クライアントのニーズを理解して、適切なコミュニケーションが取れることが多いため、クライアントも安心してくれます。

実務経験者である、ということは、中途の大きなメリット、アドバンテージになります。
また、ファームによっては、産業や業種別等の専門チームを設定しており、特定の業界の専門知識が活かせるケースも多くなっています。

中途でコンサルに入ることのデメリット

こちらは、わかりやすいです。
中途=即戦力というのが至極一般的なことですので、いざ入社し1~3日程度の研修でプロジェクトに配属され、高度なエクセルスキルやドキュメンテーションが求められ、且つロジカルシンキングなんか当然だろと言われ、混乱するのは否めないでしょう。かつ、そのファームのプロパーのブランニューが多いプロジェクトに配属されようものなら、そのブランニューから容赦なく、「なんでできないの?」と詰められることもあります。
こう書きましたが、行くファームによって色が違うのも事実です。最近では中途の未経験者向けに1ヵ月程度の研修期間を設けるコンサルファームも有ります。

まとめると

新卒は、まず知的肉体的ハードワークの中でリサーチや分析で高い成果を出さなくてはなりません。中途コンサルは、こういったハードスキル(徹底した論理思考やエクセルのピボットテーブル、VLOOK(VLOOKUP関数)、はたまたVBAや専門のビッグデータ解析ツールをガンガン使った分析力等)ではなく、新卒コンサルとは次元の異なるところで自身のバリューを発揮しなければ、新卒コンサルに嘲笑されるでしょう。
中途のバリューとは、新卒者が経験できない実務経験で培ったクライアントとの高いコミュニケーション、新卒とは異なる視点や視座から分析アプローチへの適切なダメ出し等々、色々あります。

かつて、マッキンゼーを日本のみならず世界トップファームへ躍進させた大前研一氏が、自身の著書の中で以下のようなことを述べていました。

「コンサルタントになるのは、30歳プラスマイナス2歳がベストだ。論理思考などを身に付けるにはある程度年齢的にも限界があるので、マッキンゼーでは、35歳までに一人前のコンサルタントになるよう教育していた。そういう点で、東大卒・日本の大企業・ハーバードMBAの35歳というような人は、既に思考回路やマインドが出来上がってしまっていてコンサルとしては使えない人が多い。一方で、新卒でマッキンゼーに入ると、生意気になってしまい、クライアントの前で平気で『では僕はここで。タクシー!』などとやってしまう。」

言い得て妙、皆さんの参考にもなるかと思います。
いずれにしても、損か得かで考えるのではなく、自分自身のキャリアと性格なども考えて、後悔のない選択をしていただきたいと思います。

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