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【2023年度】主要コンサルファームの初任給についてランキングにしてみた

コンサルの初任給は一般企業と比較し圧倒的に高収入。中でも戦略系は倍以上の開き
当サイトでは、これまでコンサルファームの様々なことについて調査してきました。今回は、新卒採用を行っているコンサルファームのうち、総合系と戦略系ファームの初任給に焦点を当ててリサーチし、ランキング形式にまとめました。
現在の新卒採用は「売り手市場」と言われているように、多くの企業が優秀な人材を勝ち取るために初任給を上げている傾向があります。
厚生労働省が発表した「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、新規学卒者の給与額(通勤手当を含む)は、大学卒が¥228,500、院卒が¥267,900となっています。これらを年収に換算すると、大卒が¥2,742,000、院卒が¥3,215,000となり、大卒は前年比1.4%増、院卒は5.7%増で、前回調査時より微増しております。
この数字を参考に、各領域のコンサルファームの初任給ランキングを見ていきましょう。
目次
記載されている給与額について
本記事は2023年5月時点で、各社のオフィシャルサイトやリクナビなどの就職・転職サイトに掲載されている情報をまとめたものです。オフィシャルサイトの情報を優先的に掲載しており、初任給が明示されていない企業については含めていません。
月給が掲載されている場合は12カ月分を年収に換算しているほか、学部卒と院卒で金額が異なる場合は学部卒を記載しています。また、金額は基準額や標準額として掲載しており、各企業の評価制度や賞与等は含んでいないため、実際の年収総額は変わる可能性があります。加えて、現時点で収集できるデータをまとめているため、卒業年度にばらつきがあることをご留意のうえ、あくまで参考情報としてご覧ください。
総合系&戦略系ファームの初任給ランキング

1位:ボストン コンサルティング グループ(BCG) / 戦略
¥7,000,000
2位:A. T. カーニー / 戦略
約¥6,600,000
3位: マッキンゼー・アンド・カンパニー / 戦略
¥6,000,000
3位: シグマクシス(SX) / 総合
¥6,000,000
https://www.sigmaxyz.com/recruit/recruitment/entry-process/
3位:ドリームインキュベータ(DI) / 戦略
¥6,000,000(2025年卒のデータ)
https://www.dreamincubator.co.jp/careers/newgraduates/
6位:デロイト トーマツ コンサルティング(DTC) / 総合
¥5,802,000
https://www.dtcrecruit.tohmatsu.co.jp/recruit/detail/r3.html
7位:ローランド・ベルガー / 戦略
約¥5,800,000
8位: KPMGコンサルティング(KC) / 総合
¥5,700,000
https://recruit.kpmg-consulting.jp/recruitment1.html
9位:EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSAC) / 総合
¥5,500,000
10位:アーサー・ディ・リトル(ADL) / 戦略
約¥5,500,000
11位:PwCコンサルティング / 総合
¥5,500,000
https://www.pwc.com/jp/ja/careers/new-graduate-cd/recruiting-info/guideline.html#login
12位:コーポレイトディレクション(CDI)/ 戦略
約¥ 4,900,000
13位:ABeam(AB) / 総合
約¥4,443,600
https://www.abeam.com/jp/recruit/recruitment
14位:クニエ / 総合
https://www.qunie.com/recruit/requirements/new_graduate.html#seminar
15位:アクセンチュア(AC) / 総合
¥4,300,000
https://job.rikunabi.com/2024/company/r357800016/employ/
16位:日立コンサルティング(HCJ) / 総合
¥4,200,000~(2025卒のデータ)
https://www.hitachiconsulting.co.jp/recruit/newgraduate/index.html
17位:コダワリ・ビジネス・コンサルティング / 総合
¥3,600,000
https://www.codawari.co.jp/recruit/fresh/
その他の領域のファームの初任給
今回、総合系と戦略系のコンサルティングファームに注目していますが、他のコンサルティング領域でも、新卒採用を実施し、初任給を公開しているファームについて各領域から1社ずつ無作為に選び、ご紹介します。
◆IBM / ビジネス
¥3,360,000
https://job.rikunabi.com/2024/company/r233202050/employ/
◆日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS) / IT
¥3,988,000
※月額賃金×12か月+入社一時金(入社年度支給分)
https://www.tcs.com/jp-ja/newgrad/description
◆山田コンサルティンググループ / 事業再生
¥3,800,000
https://www.yamada-cg.co.jp/careers/new-recruit/recruit/new-graduate/
◆三菱総合研究所(MRI)/ リサーチ
¥2,838,000
https://www.mri.co.jp/company/recruit/information/outline.html
コンサルファームの初任給所見
コンサルファームの初任給に関する調査結果から、総じて平均よりも高額であることが分かりました。特に、戦略系コンサルは高額な初任給を提示することが一般的であり、高いスキルと専門性を有した人材を求める競争が激しいと言えます。
総合系においても、Big4とそれ以外のファームの初任給には100~200万円もの差がある一方、シグマクシス社は戦略系にも迫る高額な初任給を設定しているため、人材獲得競争が激化していることがわかります。
コンサルファームが高額な初任給を設定している理由には、優秀な若手人材を確保するための投資的側面もあると思われます。ただし、初任給が高額であることが全ての新卒にとってメリットとなるわけではなく、一年目からその給料に見合ったパフォーマンスが求められることもあります。また、新卒アナリストでも高いフィーに反映されるため、初任給が高額であることは、新卒がコンサルフィーに見合った働きをすることが期待される点であり、一概に高い給料が良いとは言えない難しい問題です。
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執筆者
- 海外出身の新卒コンサル。堪能な日本語と高いパワポ作成スキルでインターン時のプレゼンでは社員を圧倒し、現在は即戦力として活躍中。大学時代の専攻はファイナンス。回遊魚のように動き続けるパワフルウーマンです。
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