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2021-09-02
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デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の歴史|コンサルティングファームの歴史

トーマツは等松さん由来で、デロイト トーマツ コンサルティングとアビームコンサルティングの元は同じ会社と様々な歴史

デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)とアビームコンサルティング(ABeam)。この一見何の関係もなさそうな二社は、実はもともと同一のコンサルファームに源流を発しています。そこで、今回は、コンサル会社のうち、デロイト、アビームの歴史をまとめました。(「株式会社」等は省略しております)

経営コンサルティング部門がデロイトに、IT部門がアビームに

まずは、年表をご覧ください。年表を見ると、デロイトとアビームの2社が等松・トウシュロスコンサルティングから枝分かれしていることが分かります

【年表】(■現デロイト ●現アビームコンサルティング)

1981年 等松・トウシュロスコンサルティング設立
1993年 ■経営コンサルティング部門が独立し、トーマツコンサルティングを設立
1997年 ●IT部門がデロイトコンサルティング傘下に入り旧デロイトトーマツコ
ンサルティング(旧DTC)に社名変更
2003年1月 ●エンロン事件の反省から、全世界でコンサルティングと監査部門の独立がすすむ。旧DTCは監査法人トーマツとの資本関係を解消し、ブラクストンに社名変更
2003年4月 ●デロイトトウシュトーマツから脱退し、同時に脱退した台湾オフィスと合同でアジア発のコンサルティングファームを形成する
2003年11月 ●アビームコンサルティングに社名変更
2004年 ●アビームコンサルティングがNECと戦略的資本提携を行う
2008年 ■トーマツコンサルティングがデロイトトーマツコンサルティング(DTC)へ社名を変更
2015年 ■株式会社から合同会社へと事業体制を転換

デロイトとアビームの歴史で興味深いのは、元は同じ等松・トウシュロスコンサルティングという会社です。

また、デロイトはグローバルファームの一員でありながらも中長期的視点で人を育てる傾向にあると言われます。アビームも日系企業NECの傘下にあるためか、同様の傾向がみられるようです。

デロイトトーマツコンサルティングのトーマツは日本人の名前で、等松 農夫蔵(とうまつ のぶぞう)さんという元日本軍人で戦後、公認会計士に転身された方のお名前です。1981年以前のお話になりますが、等松さんは戦後の日本経済の発展には経理・監査業務が不可欠であると感じ、1968年に「 監査法人等松・青木・津田・塚田・青木・宇野・月下部事務所」を創設しました。監査は日本のみならず国際的に連携すべきとのお考えが強かったようで、国際協力を目的とし、デロイト・ハスキンズ・アンド・セルズ会計事務所とトウシュ・ロス会計事務所と協力関係を作りました。さらには1981年頃に統合し、等松・トウシュロスコンサルティングを設立するに至り、「トーマツ」といった名が根強く残っているに至ります。(本情報は色々と調べたものの情報が少なく、誤りございましたらお手数ですが、ご連絡下さいませ。)

日本のコンサルティング部門だけ、デロイト トーマツ コンサルティングと「トーマツ」がつくと勘違いされている方がいるかもしれませんが、世界的にも「トーマツ」は使われていることとなります。世界に冠たるグローバルファームの名称に日本人の名前が使われているのは、ちょっと意外感がありつつも、なんとなく嬉しいです。

なお、デロイトグループ、デロイトトーマツグループや監査法人トーマツの話まで言及しますとより広い話しになってしまうので、今回はデロイト トーマツ コンサルティングを対象として話を纏めております。

参考)
この1冊ですべてわかる コンサルティングの基本

関連記事:
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[v081]

執筆者

大谷内 隆輔
大谷内 隆輔コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 代表取締役社長
アクセンチュアにてファーストキャリアをはじめ、以来20年超コンサル畑で事業戦略からITコンサルまで幅広くこなす。大企業の経営課題に対して包括的に俯瞰し、全体的なロードマップと解決に向けた推進に強みを持つ。
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執筆者

大谷内 隆輔
大谷内 隆輔コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 代表取締役社長
アクセンチュアにてファーストキャリアをはじめ、以来20年超コンサル畑で事業戦略からITコンサルまで幅広くこなす。大企業の経営課題に対して包括的に俯瞰し、全体的なロードマップと解決に向けた推進に強みを持つ。
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