view 2820
(Big4+α)グローバルのコンサルファームの社員数をまとめてみた [2020年度版]
[2018年度版]と比較し約15%成長(9社全体)、引き続き拡大傾向 | 監査法人も交えた成長はどこまで続くか
今回は、グローバル編と題して、全世界に拠点を持つ主要なコンサルティング企業(Big4+αを始めとする、総合系コンサルファーム)の社員数を纏めてみました。
目次
1.日本版:Big4+α コンサルファーム社員数
日本版としては、前回総合系コンサルファームの社員数として、ご紹介しております。そちらの記事を参照ください。
「Big4 + α コンサルファームの社員数を纏めてみた(ジャパン)[2020年度版]」
簡単にサマると、Big4 +αを始めとした大規模ファームを中心にほとんどのファームで130%前後の増加をみせております。一方で、コンサルファームの実態としては案件数が減少傾向にあり、一時的にはコンサルファームに余剰人員が発生しているという状況も散見されています。
2.(本題)グローバル版:Big4+α コンサルファーム社員数
タイトルは、Big4+αとしておりますが、主要なコンサルティングファームについて調べております。
各ファームの公開情報(コーポレートサイト)を色々と調べ、以下の様な結果となりました。無論、数値を出しているタイミングが揃っているわけではありませんので、ご容赦下さい。また、Big4については、コンサルティングサービスだけでなく、監査やTAXなども含まれた全体での数字となっており、IBMやTCSなども、全体としての数字となっております。
なお、2018年にも同様の記事を上げておりますので、比較してお読みいただくと良いかもしれません。
「Big4 + α コンサルティングファームの社員数をまとめてみた(グローバル)[2018年度版]」
・Deloitte(デロイト)330,000人
・Ernst & Young (アーンスト・アンド・ヤングEYACC)298,965人
・PwC (プライスウォーターハウスクーパース)284,000人
・KPMG 219,000人
・Accenture(アクセンチュア) 513,000人
・Tata Consultancy Services(タタ・コンサルタンシー・サービシズ) 448,000人
・IBM(インターナショナルビジネスマシン)352,600人
・Capgemini(キャップジェミニ) 265,100人
・DXC Technology Company 138,000人
・(おまけ) Codawari Business Consulting 18人
*いずれも順不同、略称
Big4含む、ほとんどのファームで大幅増となっており、変わらず大手コンサルファームの巨大化に驚かされます。増えているところでは、2年で約5万~9万人弱の驚異の増加傾向となっており、今回取り上げた9社全体では、約15%の伸び率となっています。
なお、キャップジェミニは、大手エンジニアリングサービス企業を買収したことが、社員数の大幅増に繋がっているものと思われます。
一方で、従業員数は増加の一途をたどっていますが、採用基準の低下はないため選考には一定の対策も必要となります。また、同じファームでも応募するセグメント(サービスライン、セクターとも言う)により採用基準は異なり、自分の適性と異なるセグメントに応募すると、本来採用されていたファームも不採用に…という事例も増加しております。
————————————————————————
弊社では、各コンサルファームと強いリレーションシップを築いており、各ファームの採用動向把握のうえ、入社希望者のキャリア・志向にマッチした転職先を、コンサル経験・未経験を問わず、ご案内可能です。ご興味のある方は、こちらまで!
————————————————————————
(考察)主要総合系コンサルファーム社員数が増加傾向にある主な要因
DX加速により、各大企業が多方面での改革を求められており、一企業が導入するコンサル要員数も増え、コンサルティングに対する根本的な需要が拡大しているため、と思われます。
DX・AI活用専門としたセグメントや、近年ではe-sportsコンサルなどの新規セグメントが急激に増加しています。
コンサル業界の成長はこれまで顕著であったものの、コロナの脅威が…
これまでの各ファーム社員数の大幅増については、コロナウィルスの影響を受ける前の数字と捉えることができる為、今後の伸びについては鈍化するものと考えられます。Big4+αをはじめとした主要ファームの決算発表においても、雇用を守っていくことに言及するなどしており、1年後に社員数がどのように変動しているのか非常に気になるところです。
各コンサルファームでの、案件需要はあるけど採用人数は鈍化、といった状況を想定すると、今後は、フリーランスという道も、コンサル業界で生き抜いていく一つの選択肢として、存在感を増していくかもしれませんね!
————————————————————————
フリーでのコンサルへの転身ご相談や案件相談はこちら
————————————————————————
[v112]
執筆者
-
20卒ブランニュー、無駄な発言が多い、的を外した発言に定評がある。ドMでシバかれるのが好き。
好きな言葉は「大体OK」。大体OKと言ってシバかれるのがここ数カ月のトレンド。
最新の投稿
著書紹介
おすすめサービス
執筆者
-
20卒ブランニュー、無駄な発言が多い、的を外した発言に定評がある。ドMでシバかれるのが好き。
好きな言葉は「大体OK」。大体OKと言ってシバかれるのがここ数カ月のトレンド。