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ジャンル別|コンサルにおすすめの本32選〜若手コンサル必読本も紹介〜

ジャンル別|コンサルにおすすめの本32選〜若手コンサル必読本も紹介〜

コンサルタントの基礎的なスキルとして、論理的思考や情報収集力、プレゼンテーション能力は欠かせません。今回はコンサルタントとしての基本的なスキルを身につけ、伸ばすために役立つ書籍を紹介します。

キャリアをスタートしたばかりの若手コンサルの方や、これからコンサルタントを目指す人に向けて、基礎力を培ったり、スキルや仕事効率をアップしたりできる本を厳選したので、ぜひ参考にしてみてください。

コンサル業界がわかる本

コンサル業界や業務領域など、コンサルタントという仕事の基本がわかる本を紹介します。

当社が出版している書籍です。コンサル業界の基礎知識や、業務領域について網羅的に解説しています。図解を豊富に掲載しているので理解しやすく、入門書としておすすめです。コンサルタントの年収やコンサルティングファームの選び方についても解説しているので、これからコンサルタントを目指す人にもおすすめの1冊です。

若手コンサルにおすすめの本2選

若手コンサルタントにおすすめの書籍を2冊ご紹介します。

なお、若手のコンサルに求められるスキルについては、以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
▶▶▶クライアントは若手コンサルに何を求めているのか?(ジュニアコンサル・コンサル志望者向け)

この本では、コンサルタントとして、またビジネスパーソンとしてキャリアをスタートするにあたって知っておきたいことが網羅されています。コンサルティングファームへの入社前、もしくは入社後すぐ読んでおくことをおすすめします。

<当書籍で学べる内容>
 ●話す技術
 ●思考術
 ●デスクワーク術
 ●ビジネスマインド

『採用基準』は、コンサルティングファームに入社が決まった人にもおすすめしたい一冊です。マッキンゼー・アンド・カンパニーで採用マネージャーを12年間務めた著者が、本当に優秀な人材の条件を解説。活躍するビジネスパーソンが備える能力は「地頭力」「論理的思考力」よりも「リーダーシップ」だとし、その重要性を様々な角度から説いています。若手のうちに「リーダーシップとは何か」を知り実践していくことは、将来のキャリア構築に役立つでしょう。

コンサルのトレンドが分かる本3選

昨今のコンサル業界のトレンドには、「DX」や「web3」「メタバース」、「気候変動」や「カーボンニュートラル」、「SDGs」や「ESG」などが挙げられます。今回はこの中から3つピックアップし、基礎を学べる本をご紹介します。

DX(デジタルトランスフォーメーション)=IT化と思われがちですが、当書籍では、DXの定義である「生き残るための企業文化の破壊と創造による企業価値の向上」を分かりやすく解説しています。DXの本質を理解し、クライアントの企業価値向上に貢献できるコンサルになるために読んでおきたい本です。

2030年までに達成すべき「持続可能な開発目標(SDGs)」に向け、企業の経営目標や経営・事業戦略のあり方を問う本です。デロイトのグローバル戦略部門であるモニターデロイトが、SDGsの本質について解説しており、企業が目指すべきSDGsビジネス戦略について知りたい人におすすめの一冊です。

大手コンサルティングファームのEYストラテジー・アンド・コンサルティングのESGチーム、 ESGエコノミクス・ストラテジー・チームが執筆した本です。気候変動問題に対し、企業目線でどのように経営戦略や事業戦略を立てるべきかについて解説しています。気候変動問題に対して、日本企業が目指すべき方向性について知りたい人におすすめの一冊です。

ここで紹介した書籍以外に、最近注目されている「メタバース」や「Web3」に関する情報は以下の記事でも紹介しているので、参考にしてください。

▶▶▶「メタバース」活用が進む建設業界の取り組みとは | コンサル案件急増中
▶▶▶web3とは?をわかりやすく解説|抽象度の高い「web3」はコンサル需要が拡大中

コンサルに必要な知識が身につく本2選

コンサルタントに必要なフレームワークや課題発見能力に関する知識が身につく本を2冊ご紹介します。

情報の整理や分析、アウトプット方法を学ぶためには、ビジネスフレームワークについて知る必要があります。当書籍では「As is/To be」「ロジックツリー」をはじめとする70種類のビジネスフレームワークが解説されています。使用例も掲載されているのでわかりやすく、フレームワークの引き出しとして持っておきたい1冊です。

コンサルタントとしてクライアント企業に貢献するためには、企業戦略について知らなければなりません。当書籍では、経営戦略のPDCAとして以下のステップを解説しています。

1.環境分析
2.事業領域設定
3.事業戦略、全社戦略
4.軌道修正、仕組みづくり

経営コンサルタントや戦略コンサルタントを目指す人、戦略系コンサルティングファームに所属する人におすすめです。

思考力が身に付く本6選

コンサルティングの基礎となる思考力が身に付く本を6冊紹介します。

ロジカルシンキングについて学ぶための最初の1冊としてお勧めする本です。ロジカルシンキングは、コンサルタントだけではなくすべてのビジネスパーソンにとって必要なスキルといえます。

<当書籍で学べる技術>
 ●思考を論理的に整理する技術:MECE、So What?/Why so?
 ●論理的に構成を組み立てる技術:並列型、解説型

仮説思考は、コンサルティングを行う上で前提となる必須スキルです。有力と思われる仮説を立てておき、検証や修正を繰り返しながら問題解決を進めるためにベースとなる思考法です。当書籍では、仮説思考の基礎について事例とともに実践的な手法を学べます。情報収集のコツや思考法に関する書籍とあわせて読むことをおすすめします。

コンサルタントにとって、プレゼンテーションスキルは欠かせません。いくら素晴らしい資料を作ったとしても、クライアントを納得させることができなければ、バリューは発揮できないといえるでしょう。当書は、「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」とし、「ピラミッドストラクチャー」などのロジカルシンキングの手法を使って、相手に伝わるストーリーの組み立て方や、記憶に残る伝え方などを解説します。

論理構造を備えた文章を作成するための手法を解説した本ですが、ピラミッド構造やMECE、演繹法・帰納法などコンサルタントが使う思考法を紹介しており、ロジカル・シンキングが鍛えられる1冊となっています。英語が得意な人は原書を読んでみると更に理解が深まるかもしれません。


当書は、問題解決のための実践的な手法を解説した本です。以下の思考法を用いてビジネスにおける課題をどのように解決するかを具体的に解説しています。

 ●仮説思考
 ●ゼロベース思考
 ●MECE
 ●ロジックツリー

問題解決のための基礎を学びたい人におすすめの1冊です。

ビジネスにおいて、本当に解決すべき課題は何かを見極め、解決する力を付けるために読んでおきたい1冊です。課題発見から解決までを以下のフェーズに分けて解説しています。

 ●イシュードリブン
 ●仮説ドリブン
 ●アウトプットドリブン
 ●メッセージドリブン

戦略立案が学べる本2選

戦略を立てる際に役立つ本を2冊紹介します。

当書では、すぐれたコンサルタントになるためには、戦略論の定石に加え「プラスアルファの能力」を身につけることが必要だと説いています。「プラスアルファの能力」を「インサイト」と呼び、戦略「脳」を鍛えるには自ら体験を重ねなければならないとしています。競合優位に立つユニークな視座・思考法を得たい人に役立つ本です。

2大グローバル戦略ファームのマッキンゼー、ボスコンでコンサルティングに従事した著者が、問題解決の定石から価値創造の技術までを説いています。豊富な事例とともに様々なフレームワークを解説するほか、価値創造に結び付けるための方法論も提示。コンサルの基本的な思考法とともに卓越したコンサルタントになるためのヒントも得られる1冊です。

情報収集力が身に付く本2選

質の高いアウトプットには、適切な情報収集が必要です。ここでは、情報収集力を高める本を2冊ご紹介します。

やみくもに膨大な情報を集めるのではなく、戦略的に情報を取捨選択する方法を指南する1冊です。情報の収集から加工までを3つのステップに分けて、授業形式でわかりやすく紹介。ビジネスに必要な情報収集スキルの基礎を身に着けることができます。

世界最大級のコンサルティングファームであるアクセンチュアで確立されている情報収集のセオリーやテクニックを紹介した1冊です。リサーチの基本的な流れや、探し方・作り方など、9つのリサーチ技法について解説するとともに、具体的な事例も掲載されています。グローバルコンサルティングファームのリサーチスキルを実践的に学びたい人におすすめの1冊です。

分析力が身に付く本3選

問題を分析し、仮設や推論を立てるスキルが身に付く本を3冊紹介します。

意思決定に結びつくような優れた分析を行うには、ベースとなる思考法や論理構築の技法を知っておかなければなりません。当書は「思考・論理・分析」を体系的に解説しています。本質的な内容でありながら、平易な文章で書かれているため、初学者から現役のコンサルタントまで、様々な人に役立つ1冊です。

不確実性が高いVUCAの時代のコンサルタントにとって、未知の事柄に対して今ある情報から推論を導く能力は重要です。当書では、推論の立て方を網羅的に解説。推論の基礎である演繹法、帰納法、アブダクションの3つをビジネスの現場で使うためのトレーニング法も掲載した実践的な本となっています。

マッキンゼーでパートナー、ベイン・アンド・カンパニー取締役副社長/日本支社長を歴任した著者が、経営判断のための分析の切り口と手法を豊富な事例とともに解説しています。分析の基本として「大きさを考える」「分けて考える」「比較して考える」「時系列を考える」を挙げ、様々な応用とともに分析のための思考技術を体系的に紹介。クライアントの意思決定を促すコンサルタントにとって有益な本です。

資料作成スキルが上がる本3選

クライアントの意思決定につながるドキュメンテーションはコンサルタントに求められる基本的なスキルの1つです。わかりやすく説得力のある資料を作成するスキルが身に付く本を3冊紹介します。

電通、ボストン コンサルティング グループ、A.T.カーニー出身の著者が、コンサルティング実務で使えるスライドの作成方法について解説している本です。グラフやチャートの作り方などスライド作成の基礎を紹介。シンプルでわかりやすいスライド作りのテクニックを図解とともに学べる1冊です。

理系大学院生の著者が研究発表のための分かりやすいプレゼン資料をWebで紹介し、話題となって書籍化された本です。「書体」「行間」「色」「図形」「グラフ」などを分かりやすく見せるテクニックを簡潔にまとめています。コンサルに限らず様々な人に役立つ資料デザインの入門書です。

上記ではスライド作りに役立つ本を扱いましたが、当書はビジネスで求められるWord文書の作成法を解説した本になります。Wordで使えるツールやテクニックを解説するほか、ロジカルシンキングをもとにしたストラクチャーの組み立て方を解説。文書作成の基本を学べます。

プレゼンテーション力が身に付く本3選

コンサルにとってプレゼン能力は必須スキルの1つ。スマートに合意形成に結び付けるプレゼンテーション技術が身につく本をご紹介します。

アーサー・D・リトルとボスコンでコンサルティングに従事した著者が、「ロジカル・プレゼンテーション」という観点から、「論理思考力」「仮説検証力」「会議設計力」「資料作成力」といった基本能力を体系化して解説しています。プレゼンテーションの教科書として最初に読んでおきたい1冊です。

経営コンサルタントが実際に活用する知見を使って、クライアントの心を動かすプレゼン技術を解説しています。経営層から共感を得るためのアプローチや思考プロセス、ドキュメント作成技術や実演のコツなど、各プロセスに沿って成すべきことが具体的に提示されています。著者はマッキンゼーで経営コンサルに従事経験のある経営者。

マッキンゼー出身の著者2人が「説得力のあるプレゼン」に主眼を置いたノウハウ本。ロジカル・シンキングやストラクチャー構築の基本も押さえながら、説得力のあるプレゼンテーションに落とし込む技術を豊富な図解で解説しています。

プロジェクトマネジメントが学べる本2選

コンサルタントは、WBSやガントチャート作成など様々な場面でプロジェクトマネジメントスキルが求められます。本章ではプロジェクトマネジメントが学べる本を2冊ご紹介します。

電通、ボストン コンサルティング グループ、A.T.カーニー出身の著者が、プロジェクトを成功させるコツについて解説している本です。「プロジェクトを始める前に重視すべきこと」「プロジェクトの序盤で注意すべき点」「プロジェクトを着陸させる方法」「リーダーシップ」など、プロジェクトリーダーの心構えを学びたい人におすすめの1冊です。

アクセンチュアやPwC、IBMで「トラブルリカバリー」専門家として活躍してきた著者が、プロジェクトマネジメントに必要なスキルや仕事術について解説した本です。「定義」「デザイン」「推進」の3つのフェーズで重視すべきポイントを具体的に提示。特にマネージャーとしてのマインドセットやリスク管理について知りたい人にとって有用でしょう。

効率的な仕事術が学べる本3選

身に付けたスキルを効率的にアウトプットするために、コンサルが知っておくべき仕事術が学べる本を3冊紹介します。

電通、ボストン コンサルティング グループ、A.T.カーニー出身の著者が、ロジカルシンキングやフレームワークなどの「思考技術」を具体的な仕事に落とし込むための「行動技術」を説いた本。生産的な仕事の進め方を99項目に分けて解説。思考法や分析手法を学んでも仕事がうまくいかない、と悩んでいる人に読んでほしい1冊です。

PwCコンサルティング合同会社で人事組織領域に従事してきたパートナーである著者が、コンサルタント1年目の人に向けて執筆した本です。コンサルタントとして身につけておきたい5つの基礎力に「自己ブランド力」「学び進化する力」「着手する力」「味方を増やす力」「やりきる力」を挙げ、それを磨くためのルールについて解説しています。入社1年目のコンサルタントや新入社員だけでなく、後輩を指導する際の心構えを知っておきたい人にもおすすめです。

データの集計や分析、グラフ作成、収益計算など、コンサルタントのあらゆる業務でExcelが登場します。Excelを使いこなし、作業効率をあげるために教科書として手元に持っておきたい1冊です。

まとめ

コンサルタントとしてキャリアを築いていくために読んでおきたいおすすめの本を34冊紹介しました。コンサルタントとしてステップアップしたり、仕事の効率を高めたりする手助けになれば幸いです。

コダワリ・ビジネス・コンサルティングでは、コンサル業界でキャリアアップしたい方への支援を行っています。転職支援やフリーランス・副業コンサルタントのための案件紹介などを行っています。コンサル業界で転職したい、自分の市場価値を知りたい、今後のキャリアについて相談したいという方はお気軽にご連絡ください。

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執筆者

山中 悠太郎
山中 悠太郎コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルキャリアカンパニー
外資自動車メーカー2社を経験した後、コダワリにジョイン。
コンサルティングワークもこなす傍ら、人材紹介事業の事業責任者やコダワリの人材開発業務や採用統括業務など含めて幅広に従事。
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執筆者

山中 悠太郎
山中 悠太郎コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルキャリアカンパニー
外資自動車メーカー2社を経験した後、コダワリにジョイン。
コンサルティングワークもこなす傍ら、人材紹介事業の事業責任者やコダワリの人材開発業務や採用統括業務など含めて幅広に従事。

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