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フリーランスのコンサルタントの想定年収を各レベル別に紐解く|独立前に知っておきたいおカネの話

フリーランスのコンサルタントの想定年収を各レベル別に紐解く|独立前に知っておきたいおカネの話

独立してフリーランスのコンサルタントとなった場合の単価(高単価?)・年収(高年収?)・安定(どれぐらいリスクがあるの?)といった気になるキーワードに対して書いてみた

前提:Big4やアクセンチュア等大手コンサルファームから独立し、フリーランスで独立し案件参画した場合の年収想定について述べております。
ポイントは、自社で営業し獲得したコンサル案件では無く、案件紹介企業やこれまでの伝手で前職のコンサル案件等に参画する場合のいわゆる外注ケースについて記載しております。
正直スキルレンジによってマチマチですので、一概に言えるものでもありませんし、保証できるものでもありません。この点重々にご理解下さい。

(1)各レベルでの想定単価

アナリストレベル 経験年数2年以上レベル 単価70~120
コンサルタントレベル 経験年数3年以上レベル 単価100~150
マネージャレベル 経験年数6年以上レベル 単価150~
シニマネレベル 経験年数9年以上レベル 単価180~
パートナー・MD・ディレクターレベル 経験年数12年以上レベル 単価250~

くどいですが、高額案件に上手くアサインされれば尤もこの限りではありません。
弊社でも、シニアマネージャクラスで250万円のケースもあれば、逆に150万円程度で入ってもらっているケース(案件難易度や未経験領域への参画、クライアント予算都合等)もあります。
パートナーレンジは記載はしているものの、この点を外注に依存するのも考えものですので、実態としてはあまり無いです。

(2)各レベルでの想定年収

上記に基づいて算出するところですが、年間でのアベイラビリティとして2か月休んだことを最適値として算出してみます。
即ち、12分の10(83%)稼働する定義付となります。(レンジで単価を区切っているのは平均値を採用)

アナリストレベル 年収850万円(フル稼働:年収1,020万円)
コンサルタントレベル 年収1,250万円(フル稼働:年収1,500万円)
マネージャレベル 年収1,500万円(フル稼働:年収1,800万円)
シニマネレベル 年収1,800万円(フル稼働:年収2,160万円)
パートナー・MD・ディレクターレベル 年収2,500万円(フル稼働:年収3,000万円)

狙ったわけでもないのに、シニアマネージャーアッパーはファームの給料レンジに近いような気がします。
但し、パートナー以上になるとインセンティブ等が出てくるので、ファームのほうが結果的に収入は高いと思われます。
最もこのレンジになってくると、単価もあってないようなものなので、適宜ご相談させて頂いているのが実態です。

逆にアナリストやマネージャレベルだと、フリーランスのほうが手取りも良いものの、フリーランスとしてのリスクがありますので(案件が無い際の収入が0、支払いサイトが1ヶ月以上先)、この点は評価しづらいところです。

(3)想定年収に対する手取り(個人事業主の場合)

こちらは、過去に纏めた下記記事を参照ください。


簡単に言いますと、企業勤務とフリーランスコンサルで同じく年収が1,500万円の場合、手取りベースで年約75万円の乖離があります。企業勤務が約970万円に対して、フリーランスコンサルが約894万円となります。

上記付帯記事
フリーコンサルタントの税金ってどんなもの? | フリーランスのコンサル向け
フリーコンサルタントの社会保険ってどんなもの? | フリーランスのコンサル向け

(4)単価の最大化・安定化について

単価の最大化について、今回いわゆるご自身の外注化について述べていますが、単価という面ではクライアントと自社(自己含む)での直取引が早いです。
但し、ブランドや人脈が無い場合、単価交渉力といった点での優位性があるかと言うとそう言えませんし、自社で案件を取りに行くと当然、受注できるか分からないものに対する営業コスト(期間)が掛かってくるので、数か月無給という事態も考えられます。
これは、弊社も10年前の起業当初はそうなり、苦労しておりました。ここら辺はフリーランスのコンサルタントとなるか、法人化してブティック系コンサルを立ち上げるかで話は大分違い、別途記事を書きたいと思っております。

次に安定・単価に重要な点として、年齢が50歳ぐらいをピークに単価は下がる傾向があります。
無論下がらない人材もおり、この手の人材はニーズのある専門性(且つ市場としてブルーオーシャンな人材)に長けていることが大きいです。
例えば、○○業界における多大な事業開発・再生経験や、製造業種におけるグローバルでのPLM導入経験や、大規模SAPの統括経験やそのスキルと言ったところが挙げれます。
また、この50歳以上になってくると、紹介会社の営業にも寄せられる質問・指摘が、「手が動くのか?」や「我が強すぎないか?」や「年齢がいっているので…」と言ったところです。
年齢は周りのメンバとの兼ね合いを考慮されてしまうのが実態ですが、安定というキーワードはフリーランスコンサルタントにとって死活問題ですので、記載しました。

なお、これまでの記事でも案件を安定化させるための記事は書いておりますので、お時間ある方はこちらご参照ください。
フリーのコンサルタントが案件を途切れさせない術【並行営業のすすめ】 初・中級編
フリーのコンサルタントが案件を途切れさせない術【磨くべき3つのポイント】 上級編

(5)失敗事例

高単価で攻めすぎると、入った後に期待値・ロールが高すぎて、長続きしないと言うケースが良く見受けられます。
特に最近は人材不足から、背伸びしたロール案件(高単価)への参画ハードルが数年前に比べても低くなっているのも事実ですが、案件参画後のパフォーマンスには、依然シビアです。
自身のマインドやスキルセットにしかと合致した案件に参画するのが双方(特にご自身)の為なので、この点は忘れないで欲しいです。
狭い世界ですので、変な評判が立つのも避けたほうが良いと思いますので、最適な稼働をするよう心がけて頂ければ幸いです。

【おまけ】
弊社でも案件紹介のサイトを運営しており、上記の点を留意して運営しております。ご興味ある方はどちらのサイトでも構いませんので、ご登録ください。(ノンIT案件もあります)

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執筆者

大谷内 隆輔
大谷内 隆輔コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 代表取締役社長
アクセンチュアにてファーストキャリアをはじめ、以来20年超コンサル畑で事業戦略からITコンサルまで幅広くこなす。大企業の経営課題に対して包括的に俯瞰し、全体的なロードマップと解決に向けた推進に強みを持つ。
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大谷内 隆輔
大谷内 隆輔コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 代表取締役社長
アクセンチュアにてファーストキャリアをはじめ、以来20年超コンサル畑で事業戦略からITコンサルまで幅広くこなす。大企業の経営課題に対して包括的に俯瞰し、全体的なロードマップと解決に向けた推進に強みを持つ。

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