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「コンサルはやめとけ」って言われた?!|コンサルに向いているタイプvol.1

「コンサルはやめとけ」って言われた?!|コンサルに向いているタイプvol.1

「コンサルはやめとけ」と言われたのだけど・・・という相談やお悩み。その理由を考察してみました。

【2022年08月更新】
企業のDX推進やイノベーション創出への期待から、コンサルティング需要は止まらず、コンサル業界は規模拡大を続けています。それに伴い、新卒・中途にかかわらず採用枠も大幅に拡大。給与水準が高く華やかなイメージのコンサルタントは、就職・転職市場でも人気がある一方で、「コンサルはやめとけ」という意見も一定数あります。

一体、なぜ「コンサルはやめとけ」と言われるのでしょうか。今回は、コンサルタントという職種の適性やコンサル業界の現状をもとに、「コンサルはやめとけ」と言われる理由について考えてみました。

コンサルタントになるには?

コンサルになるには、医師や弁護士のように国家資格は必要ありませんので、自身でコンサルタントであると名乗ればコンサルになることは可能です。ある意味では誰でもなれる(名乗れる)職業です。

しかし、実際に企業に対して経営支援を行うコンサルタントは、以下のいずれかのバックグラウンドを持っているでしょう。

・新卒でコンサルファームに入社
・事業会社からコンサルファームに転職
・新卒(または中途)でコンサルファームに入社後、フリ―ランスとして独立
・新卒(または中途)でコンサルを経験した後、事業会社へ転職し、ファームに再転職

本記事を読んでいる方は、恐らく
・新卒でコンサルファームに入社
・事業会社からコンサルファームに転職
のどちらかを検討している方が多いのではないでしょうか。

===コンサル就職・転職の際のノウハウ記事はこちら===
卒でコンサルファームに入社するには?
事業会社からコンサルファームに転職するには?

コンサルタントは、クライアント企業の経営層など特定のレイヤーに所属する人とやり取りを行い、秘匿性が高いプロジェクトに関わることが多いため、その実態が世間一般に広く知られている訳ではありません。

また、最近は改善してきていますが、”激務”・”長時間労働”・”パワハラ”・”ブラック”などといったネガティブなイメージが残っているのも事実です。

これからコンサル業界への就職・転職を検討している方は、「コンサルはやめとけ」と主張される真意が気になるのではないでしょうか。

そこで、コンサルはやめた方がいいケースについて考えてみました。

やめた方がいい理由1:コンサル適性がない

採用枠が拡大しているとはいえ、入社難易度が高いコンサルティングファームの狭き門をくぐって入社した中にも、コンサルタントに向かない人を見掛けることがあります。

・物事を客観的に考えることができない
・頭の回転が速くない
・話すことが下手
・気が弱い
・向上心がない
・継続力がない
・仕事の枠を決めたがる
・他責
・素直じゃない

独断と偏見に溢れた挙げ出しですが、つまりコンサルは、仕事ができない人には全く向いていない職業と言うことができます。特にコンサルという職業においては、徹底した合理主義者が多く、客観性と頭の回転はもちろんのこと、コミュニケーション能力やメンタルの強さも必要となります。

「UP or OUT(昇進できない者は去れ)」という業界特有の言葉があるように、コンサル業界では結果を出すことが最重要。結果を残せない状況が続けば、「アベイラブル(プロジェクトにアサインされない状態)」が続き、居心地の悪いものとなるでしょう。

仕事へのスタンスが、上記の特徴にあてはまる場合は「コンサルはやめとけ」となります。

現在、現役コンサルタントでご自身の適性やプロモーションに悩みを抱えている方は、コンサルタントのキャリアを専門に扱うエージェントに相談してみてはいかがでしょうか。適性に合ったキャリアをご提案します。

コンサルへの転職も、コンサルからの転職も。コンサルキャリア

やめた方がいい理由2:思ったよりもスキル向上を望めない

コンサルタントは、様々な業種の経営課題に携わるため、ロジカルシンキングや課題解決力等において高いスキルを身につけることが可能です。

コンサルファームでの経験をもとに、事業会社やベンチャー企業への転職でキャリアアップしたい、または、新たなビジネスで起業したいといった野心を抱えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、コンサル大量採用時代と言われる昨今、組織の規模拡大と共に一人ひとりの担当領域や裁量権は狭くなっているのが現状です。また、コンサル業界の労働環境の改善とともに、アナリストやコンサルタントのメンバレベルにはかなりの残業規制が敷かれており、以前のように若手時代にガムシャラに働きチャンスも成長も手に入れるといった環境は薄れています

そのため、幅広く通用するビジネススキルの獲得を期待してコンサルタントになったものの、特定のプロジェクトにしか参画できない、自身のものとして語れる実績がない、といった悩みを持つ方も増えています。

受け身の姿勢でいる限り、期待通りのスキルは身に付きませんから「コンサルはやめとけ」となります。しかし、どのような状況下でも自発的にスキルを獲得するスタンスがなければ、コンサルタントとしての将来も期待できないでしょう。

スキルアップするためには、オンライン学習サービスや資格取得など様々な方法が考えられますが、副業で新たな領域を経験するのも1つの手段となります。

===副業でスキルを獲得したい方はこちら===
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まとめ

ここまで、「コンサルはやめとけ」と言われる主な理由について解説しました。

時代と共にコンサル業界の労働環境は改善されており、ワークライフバランスは取りやすくなっています。”激務”・”長時間労働”・”パワハラ”・”ブラック”といったパブリックイメージよりも、ご自身の適性・成長への意欲を元に判断されるのが賢明ではないでしょうか。

こちらの記事では「コンサルに向いているタイプ」についてまとめておりますので、あわせてお読みいただければと思います。

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執筆者

K.A.コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルティングカンパニー
大手コンサルティングファーム、独立系ファームでの経験を経て、コダワリに入社。
大企業の事業改革、領域・大小を問わずIT案件のPM、品質管理に従事。特に会計系、運輸・旅客、ヘルスケアに強みを持つ。
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K.A.コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルティングカンパニー
大手コンサルティングファーム、独立系ファームでの経験を経て、コダワリに入社。
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