
view 1533
コンサルティングファームが出版している書籍(2018年・2019年)|書籍紹介シリーズ

このファームがこのような書籍を出しているということで、ファームごとのテーマへのフォーカス具合も分かりますので、今回このような記事を書いてみました。
これまで様々な書籍をご紹介してきましたが、今回はコンサルティングファームが出している書籍をご紹介致します。
コンサルティングファームに所属している方が書いている本や、一部編集に関わっただけの書籍ではなく、コンサルティングファームが著者として明示されている書籍に限定しております。そのため、「マッキンゼー流~××」や「ボストンコンサルティングの~」といった書籍は対象としておりません。
なお、2018年以降の直近2年に出版されたもので代表的なものとなります。
目次
■ボスコン(BCG)
BCGデジタル経営改革 (日経ムック)
著: ボストン コンサルティング グループ
出版社: 日本経済新聞出版社
出版日: 2018年10月17日
デジタルトランスフォーメーションにおける戦略をBCGが明かし、実践に向けたヒントを得られる内容になっています。グローバル版を翻訳したものではなく、日本企業ならではの課題に対しての解決策を紹介している点でも実践的です。ムック形式ですので、チャプターの間に対談などのコンテンツもあり読み易い構成となっています。
■KPMGコンサルティング
マルチクラウド時代のリスクマネジメント入門 (EnterpriseZine Digital First)
著: KPMGコンサルティング
出版社: 翔泳社
出版日: 2019年3月8日
企業において複数のクラウドが導入・利用推進されている状況下において、「マルチクラウド」と「リスクマネジメント」という2つのキーワードで、様々なリスクと対応策についてまとめられた書籍となります。
クラウドのリスクを正しく理解し、クラウドを使いこなすためにおさえるべきポイントについて理解することができます。情シスや事業部門への支援で案件に入るコンサルには読んでもらいたい一冊です。
■デロイト トーマツ コンサルティング
第三次エネルギー革命
著: デロイト トーマツ コンサルティング
出版社: エネルギーフォーラム
出版日: 2019年7月8日
再生可能エネルギーを主力とするシステムへの移行がもたらす「第三次エネルギー革命」をテーマに、日本が直面する課題への対応の観点から論じた書籍となります。また、本書では水素にフォーカスをあて、再生可能エネルギーの導入拡大に伴う移行期における水素の有用性について論じています。再生可能エネルギー×水素におけるビジネスチャンスについても取り纏められています。
■アビームコンサルティング(ABeam)
EV・自動運転を超えて“日本流”で勝つ
著: アビームコンサルティング
出版社: 日経BP
出版日: 2018年6月15日
グローバルでの自動車業界のトレンドをマーケット、テクノロジーなどの面から紹介し、日本の自動車業界が持つ強みと弱みについて取り上げています。その上で日本の自動車業界が競争に打ち勝つには何が必要か論じています。自動車業界のクライアント案件に参画予定のコンサルタントは一読しておくと良いでしょう。
■ベイカレント・コンサルティング
データレバレッジ経営 デジタルトランスフォーメーションの現実解
著: ベイカレント・コンサルティング
出版社: 日経BP
出版日: 2019年6月20日
経営の目的達成や経営課題の解決に向けた取り組みをデータ収集・分析により加速させる方法であるデータレバレッジについて解説がされています。デジタルトランスフォーメーションの推進に有用な具体的なアクションも開設されています。
■野村総合研究所(NRI)
ITロードマップ 2019年版: 情報通信技術は5年後こう変わる!
著: 野村総合研究所デジタル基盤開発部、 NRIセキュアテクノロジーズ
出版社: 東洋経済新報社
出版日: 2019年3月8日
ITの最新動向と未来予測を解説した書籍となっており、5年程度先までの技術の進化を予想しマップ形式でまとめられています。非金融分野のブロックチェーン活用や5Gをはじめとして、様々な領域が取り上げられています。ITに携わる方のナビゲーションになる一冊です。
書籍に関してはこれまで以下の様な記事を取り纏めております。
【書籍紹介】若手コンサル(1~3年目)に「今」読んで欲しい本/推薦図書
[v085]