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2021-08-24
読了まで 4

SAPグローバル認定資格について解説|SAPってなんやねん? vol.3

需要の高いSAP人材になるために

2025年問題もあり需要の高いSAPコンサルタントになるための1つとして、認定資格取得について言及します。また、自社コンサルタントに対しSAP認定資格等の資格取得の推進を検討している企業担当者の方にも良いインプットとなればと考えております。

なお、これまで「SAPってなんやねん?」シリーズとして、以下vol1.およびvol.2の2記事を投稿してきましたので、はじめに紹介しておきます。

~SAPってなんやねん?シリーズ~

今回はvol.2のラストに言及しましたSAPグローバル認定資格(SAP Global Certification)についてご紹介致します。

1.SAP認定資格の種類、勉強方法及び受験方法

1.1 SAP認定資格って何?SAP Global Certificationのレベルと種類
SAPには、SAP社が認定する資格が存在しており、資格取得者はSAP認定コンサルタントとしてグローバル認定されますので、公式に名乗ることができます。
ただ、資格と言ってもソリューション、リリースごとに資格が分かれ(S/4 HANAであればモジュールごとに資格が存在)ており、約150の認定資格が最大9言語で提供されています。日本語で受けられる試験だけでも50種類以上あります。このうちの1つでも取得していれば認定コンサルタント資格を取得しているとみなされます。

認定資格は3 段階にレベル分けされています。
・アソシエイト認定資格
・スペシャリスト認定資格
・プロフェッショナル認定資格
この中でもアソシエイト資格は “SAP の幅広いソリューションの知識とスキルを取得するための基本的な知識要件をカバー” と定義づけられ、最も一般的な様です。一方、スペシャリストとプロフェッショナルともなると難易度も相当に高いようです。

レベルだけではなく、種類も更に3種類に分かれています。
・アプリケーション
・デベロップメント
・テクノロジー
この中でもアプリケーションが、特定の業務プロセスに合わせたSAPシステムのコンフィグ設定がマスターでき、クライアントの業務改善をするビジネスコンサルタント向けの資格とされています。なお、デベロップメントはプログラマー向け、テクノロジーはインフラエンジニア向けとされています。

1.2 受験方法(開催回数・場所・費用)
コロナの影響と思われますが、オンサイトでの試験受験は2020年末に廃止されており、現在はオンラインでの受験のみとなっています。12か月間で最大6回受験が可能となっており、受験費用は約6万円。

*資格の種類や金額等はSAP社ウェブサイトでの確認もしくはお問い合わせをお願い致します。

1.3 勉強方法:SAPアカデミー受講or独学?
主として以下2手段に分かれます。
1.SAPのアカデミーに通う
2.e-Learningや書籍で学ぶ(独学)
前者は非常に高価ですがSAPプロジェクトの経験が少ない場合や無い場合には現実的かつ唯一の選択肢となります(リモートとオンサイトの両方あり)。後者は安価に済みますが、資格自体の難易度は何かしらSAP経験があってなんとか苦労して取れるレベルとの噂です(教材も日本語がない場合あり)。
詳細については後段にて述べます。

2.取得すべきは SAP S/4 HANA の認定資格?

あまりにも数多くの資格があることはご紹介しましたが、やはり最も汎用性が高いのは現時点では移行期限が迫るSAP S/4 HANAの資格と言えましょう。主要なコンサルファームやSIerでもS/4 HANAの取得者数が大半を占めていることから間違いないと言えます(SAP ERPを除けば2/3はS/4 HANAの何かしらのモジュールの資格を取得しています)。

S/4 HANAの認定資格の取得が最適となることは明白ですが、S/4 HANAのものでも26もの資格が存在します。推奨モジュールはどれでしょうか。

2.1 S/4 HANA の取得推奨モジュール(資格)
案件数の多さ≒資格の有用性と考えると、取得を推奨できる資格のモジュールは以下の通りとなります。

案件数が多い順(当社独自調べ)
1位: 財務会計(FI)
2位: 管理会計(CO)、販売管理(SD)
3位: 在庫/購買管理(MM)
4位: 生産計画/管理(PP)

FI、CO、SDあたりが案件数も多くSAP人材の需要も高い為、個人としても企業としてもつぶしがききそうです。

3.SAPアカデミーでのトレーニングコストと日数

先ほど、資格取得方法の現実的かつ唯一の選択肢としてアカデミーでの研修を挙げましたが、果たしてどの位のコストでどのくらいの期間がかかるのでしょうか。

3.1 SAPアカデミーの種類、受講形式
SAP主催のアカデミーが開講回数も多く一般的です。SAP社以外に、外部認定パートナーが主催するアカデミーもありますが、基本的に期間も費用もSAP社主催と同程度となります。
受講形式は今現在、オンラインとなっています。

3.2 S/4 HANA 主要モジュールの資格取得に向けたアカデミーの費用と日程
財務会計(FI)、管理会計(CO)、販売管理(SD)に絞ってSAPアカデミーのトレーニングを調べてみると、それぞれバラツキはあるものの2ヶ月に一度程度は開講されており、スケジュール調整次第でプロジェクトの合間に受講することはできそうです。2つのコースがセットになっており、2つ受講すると合計で19日から20日を要するトレーニングとなっています。
気になる費用についてですが、バラツキはあるもののそれぞれ120万円強程度かかる模様です。正直、個人で受けるにはなかなか難しい費用感と言えるかもしれません。

さらに、財務会計のコンサルタント育成トレーニングは、前提知識として “会計基礎講座SAP編” の受講が推奨されているなどと、対象業務領域の知識や経験によってはプラスアルファも見込む必要があるかもしれません。

4.さいごに

SAP案件や、SAP求人案件において、必須の「応募資格」が定義されることはなかなかありませんが、SAP認定資格を有しているとnice to haveに該当し、参画確率もしくは転職成功確率が上がることは間違いありません。

とても魅力的な資格ですが、SAPについて深い知識が必要で簡単に受かるものではありませんので、一番良いのはやはりSAPプロジェクトでの経験を積むことに他なりません。SAP未経験でも所属会社で案件参画のチャンスがあれば積極的にチャレンジしていく、もしくはSAP未経験でもSAP導入をしているコンサルファームに転職すれば資格取得を大体させてくれます。

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