view 2287
趣味にまでフレームワークをあてはめてしまうコンサルの思考癖|コンサル職業病シリーズ
とあるコンサルの趣味紹介ではなく、つい日頃のクセが出てしまうというお話
日頃から忙しいと言われるコンサルですが、そんなコンサルでもそれぞれにプライベートがあります。今回は女性コンサルである筆者が、自身の趣味を検証してみました。
目次
まずは趣味紹介
筆者の趣味は「お菓子作り」であり、作ったお菓子を「友人・知人に食べてもらうこと」です。
ケーキの写真をSNS上に投稿すると、嬉しいことにリアルでお付き合いのあるフォロアーが即時に「おいしそう!」「食べたい!」というコメントをしてくださいます。
さらに「いつ取りに行けばいい?」と連絡が入り、先方が私の自宅まで取りに来られたり、私の通うスクールの方から「いつ来ますか?」「差し入れでいただけますか?」というメッセージを多々いただいたりします。
人気のあるお菓子は不足するため1週間でホールケーキ6台を焼くこともざらです。
手前味噌ではありますが、趣味とはいえ一定以上のレベルに達していると判断できると考えております。
素人が作ったお菓子が何故受け入れられるのか?
筆者はお菓子を作る際、食べる方のニーズを考えます。
「友人・知人に食べてもらうこと」が自己欲求を満たす重要な要素だからです。
なお、前提として、「差し上げます」・「食べて下さい」等のアピールはやっておりません。
マーケティングフレームワークの4Cにあてはめて考えてしまいます。
(1) 顧客価値(Customer Value)
自分が作りたいものではなく相手が食べたいものを作ること。
例えば、相手の好み、気候、タイミング(運動する場、会議の場)に合わせたものを作ることです。
(2) 顧客利便性(Convenience)
定期的に通うスクールや、自宅が相手の通勤経路上にある方にお菓子の存在を示すことで相手が入手しやすくすること。
(3) 顧客とのコミュニケーション(Communication)
リアルに加えSNSでもコミュニケーションをとり、お菓子の魅力や特性を写真付きで伝えることで、相手がお菓子に感じる価値を高めること。
(4) コスト(Cost)
(趣味で差し上げるため、ここでは言及しません。)
何故そうなのか
長年コンサルとして仕事をしていると、相手の求める以上のサービスを提供しないと気が済まなくなってしまい、プライベートにおいても思考の癖が出てしまい、合理的に効率的に結果を求めてしまいます。
もちろんプライベートばかりではなく、実際の業務においてもサービスの価値を高めるよう努めていることは大前提です。
なお、お菓子が受け入れられているのは、そもそもno costで差し上げているという部分のウエイトは大きくないですか?という突っ込みはご遠慮下さい。汗
[v021]
執筆者
-
大手コンサルティングファーム、独立系ファームでの経験を経て、コダワリに入社。
大企業の事業改革、領域・大小を問わずIT案件のPM、品質管理に従事。特に会計系、運輸・旅客、ヘルスケアに強みを持つ。
最新の投稿
- プライベート2023.10.26コンサルがよくもっているグッズ
- コンサルタント2023.09.14「コンサルやめとけ」って言われた?! どういう意味?|コンサルに向いているタイプvol.1
- コンサル業界2023.08.29コンサルでもちょいちょい聞く「合同会社」ってなに?
- コンサルタント2023.08.01コンサルには合理主義な性格が多い・・・?|コンサルに向いている人のタイプvol.2
著書紹介
おすすめサービス
執筆者
-
大手コンサルティングファーム、独立系ファームでの経験を経て、コダワリに入社。
大企業の事業改革、領域・大小を問わずIT案件のPM、品質管理に従事。特に会計系、運輸・旅客、ヘルスケアに強みを持つ。
最新の投稿
- プライベート2023.10.26コンサルがよくもっているグッズ
- コンサルタント2023.09.14「コンサルやめとけ」って言われた?! どういう意味?|コンサルに向いているタイプvol.1
- コンサル業界2023.08.29コンサルでもちょいちょい聞く「合同会社」ってなに?
- コンサルタント2023.08.01コンサルには合理主義な性格が多い・・・?|コンサルに向いている人のタイプvol.2